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少年は余命宣告を受けており、医者からは2ヶ月以内に命が尽きると言われていました。少年の父親はそのことを知り、野沢雅子の事務所宛てに手紙を送ります。
手紙には、「ドラゴンボールが大好きな息子のために、色紙にサインをいただけませんか」というお願いが綴られていました。
その手紙を受け取った野沢は、スタッフに音声を録音するよう頼み、少年の名前を呼びながら、「劇場で待ってっからな、約束だぞ」とメッセージを録音し、色紙と一緒に送ることにしました。
映画の公開は8月でしたが、8月を過ぎた頃、野沢の元に少年の父親から感謝の手紙が届きます。
その手紙には、寝たきりだった息子が奇跡を起こし、最後に映画館の椅子に座って映画を見ることができたという報告がありました。
医師から2ヶ月の余命を告げられていた少年は、8月まで生きることができたのです。
手紙には、医師からの言葉も添えられており、「僕たちは人命を救うために勉強して医者になったが、それでも力が及ばないことが多い。アニメのすごさを思い知らされた」と書かれていました。
野沢のメッセージが少年に与えた力と、アニメが持つ不思議な力が、命をつなげた瞬間を物語っています。
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