孤独を抱える人々と愛らしい犬たちの偶然の出会いが起こす奇跡を描いた韓国発の群像ドラマ。
不動産会社で働くミンサンは自宅1階を動物病院「DOG DAYS」に貸し出しているが、彼自身は犬嫌いなため、動物病院の院長ジニョンと口論が絶えない。ある時、ジニョンともめていた彼は、DOG DAYSの利用者で有名建築家のミンソにたしなめられる。仕事でリゾート開発に関わっているミンサンは、ジニョンにミンソを紹介してもらおうと、ジニョンが助けた保護犬のチワワを預かることに。ミンソは散歩中に倒れてフレンチブルドッグの愛犬ワンダを見失ってしまい、居合わせた配達員ジヌが捜索を手伝う。その頃、作曲家ソニョンとジョンアの夫妻の養子となったばかりの少女ジユは、迷い犬と出会う。一方、恋人スジョンの留守中にゴールデンレトリバーのスティングを預かっていたヒョンが、DOG DAYSに大慌てでスティングを担ぎ込む。そこへ、スジョンの元恋人ダニエルが現れ……。
「ミナリ」のユン・ヨジョンが建築家ミンソ、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが動物病院の家主ミンサンを演じ、「シュリ」のキム・ユンジン、「ビニールハウス」のキム・ソヒョンが共演。(映画.comより)
<2024年11月4日 劇場鑑賞>
なんて温かい映画!こんなにいい人ばっかりで、こんなに優しいストーリーで、ハッピーエンド。しかもホロッと来る。こんなに”いい映画”は久しぶりにみたような気がする。少しの悩みも吹き飛ぶ温かさ。やられたなぁ。
犬にまつわる悲喜こもごも。まずは主人公、賃貸住宅の大家さんミンサン(ユ・ヘジン)。リゾート開発の会社にも関わっています。彼は犬が嫌いで、賃貸住宅の1階に入っている動物病院にいつも目くじらを立てています。動物病院の院長は、若い女性だと言うのに着替えもロクにしない熱血獣医で、いつも鼻息荒く動物たちの保護に関わっています。そして、客の一人のおばさん(ユン・ヨジョン)は、成功した有名建築家。彼女の愛犬はフレンチブルドッグのワンダ。彼女が散歩中に倒れたことから、ワンダが行方不明になります。
そして、子供に恵まれなかったお金持ちの若夫婦が描かれます。彼らは、この度ある施設から女の子を引き取りました。大変おとなしくて優しい女の子。彼らはなんとか彼女の心を開こうと懸命の努力をしています。そんなある日、女の子は迷い犬を発見します。これがワンダでした。彼女が少しでも明るくなってくれるなら、と両親も快諾。そして「たくさん食べてたくさんおしゃべりした子は返されたの」と、気にしていたことを知る機会を得、若夫婦は「いっぱい食べていいのよ。なんでもおしゃべりしていいのよ」と涙ぐみ、彼らはすっかり打ち解けます。
片や、倒れてしまった建築家のおばさんは、ちょうどデリバリーの配達中だった青年に助けられ、彼と交流するようになります。犬も一緒に探してくれてます。
そしてもう一人。お金持ちの若夫婦のうち、夫は作曲家なのですが、その後輩のバンドマンは、チャンスをつかむため今は留守にしている彼女から、犬を預かっています。これがゴールデンレトリバーのスティングです。機嫌よくスティングの世話をしていたところ、なぜかアメリカから彼女の元カレがやって来て「ダディに会いたかっただろう〜」とか言ってスティングの世話をし始めます。この”無駄に男前”なダニエルに「おまえ、誰やねん」状態の後輩バンドマン。
そしてもう1匹の犬「次長」は、熱血獣医さんの犬です。今はバラバラに、犬を探していたり世話をしていたり、あるいはリゾート開発の助言を得るため、有名建築家に媚びを売っていたりする彼らですが、やがて話はすべてつながり、大団円へとつながるわけです。
本当に温かいお話でした。元気づけられました。男前でもないのに(ファンの方、ごめんなさい)来日作品目白押しのユ・ヘジン、さすがの演技力で今回はキスシーンまで!隅に置けませんねぇ(笑)。とにかくおすすめです。配信されたらもう一度見ようかな。
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