2人の巫堂(ムーダン=朝鮮半島のシャーマン)と風水師、葬儀師が掘り返した墓に隠された恐ろしい秘密を描き、韓国で観客動員1200万人の大ヒットを記録したサスペンススリラー。
巫堂ファリムと弟子のボンギルは、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、高額の報酬と引き換えに依頼を受ける。先祖の墓が原因であることがすぐに判明し、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドクと葬儀師ヨングンも合流。4人はお祓いと改葬を同時に行うことにするが、墓を掘り返す儀式を始めた矢先、不可解な出来事が彼らを襲う。
「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが風水師サンドク、ドラマ「トッケビ 君がくれた愛しい日々」のキム・ゴウンが巫堂ファリム、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが葬儀師ヨングン、ドラマ「ザ・グローリー 耀かしき復讐」のイ・ドヒョンが巫堂ボンギルを演じた。監督・脚本は「プリースト 悪魔を葬る者」のチャン・ジェヒョン。(映画.comより)
<2024年10月20日 劇場鑑賞>
<ネタバレあり>
最初は、「富豪が大金を払って厄払いする」ということだったので、てっきり詐欺師集団がうまくやり抜ける話だと思っていました。それらしい美人の巫女を据えてね。ところが、巫女さんもその弟子(男)も本物でした。人より何かを感じてしまうのは、少ししんどそうにも見えましたけれど、でも彼女は大金に惹かれはしていたけれど、きわめて真剣にコトに挑んでいました。また、彼女が誘った風水師サンドク(チェ・ミンシク!歳取りましたねぇ。でも、素敵です)、葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン。ここのところ、彼の映画を立て続けに見ています)も、みんな本物でした。まず、ここにホッとしました。私は、基本的にオカルトなものは信じない方なのですが、真剣にやっている人たちを見ると、「そんなこともあるのかも」と思ってしまいます。
さて、今回依頼してきた富豪は何代にも渡って跡取りが奇病にかかると言います。まず巫女さんに依頼。彼女は富豪の祖父の墓に問題があると踏んで、改葬を勧めます。風水師たちも誘って、4人立ち合いの元、棺を掘り出しました。しかし、火葬するはずの棺が開けられてしまい、祖父の霊が放たれてしまいます。墓には異様な形の蛇もいました。その蛇をスコップで切断した男も、呪われておかしくなっていきます。
サンドクは、墓の近くにあった寺の住職に話を聞いたり、棺を一時保管してもらったりと少し交流を持ちます。この墓は、元高官のものということで、財宝が一緒に埋まってるなどの噂で、盗掘者が後を絶たなかったのだそうです。
そして、放たれた霊によって、富豪の両親と富豪が殺されてしまいます。赤ちゃんだった富豪の息子は、サンドクの機転でなんとか難を免れましたが、このままでいいわけはありません。蛇にたたられている男も呪いが解けません。サンドクとヨングンが墓を調べると、なんということでしょう。富豪の祖父の棺が埋められていたところの、さらにその下に大きな棺が垂直に埋められているではありませんか。気色悪すぎです。なんでそんな埋め方を?ここまで来ると、私なら気持ち悪すぎてその”垂直棺”に触りたくないけど、彼らはプロ。早速掘り出して例の近くのお寺に預けます。しかし、夜になるとその棺から日本の武将の霊が飛び出し、悪行の限りを尽くします。
朝鮮半島のほぼ中央に位置するこの墓は、日本の武将が杭を打ち込み、朝鮮半島を分断させたという意味だと解釈したサンドク(映画の前半に出て来た”キツネが虎の腰を切った”はこれに由来)。もう一度みんなで墓を掘り返しますが、杭は見つかりません。そうこうしているうちに、巫女さんの弟子(内臓を向かれて瀕死の重傷)にも霊が迫り、サンドクも傷つきます。どうなるんだろうと思った矢先、サンドクが「この将軍こそが杭なんだ!」と気づき、濡れた木を用いてとどめを刺すことに成功します。呪いはすべて解け、サンドクもお弟子さんも治癒し、ハッピーエンドとなります(亡くなった人たちが復活した描写はありません。霊に殺された人たちは、そのままなのでしょう)。
わりと迫力のある映画でした。こんなことが本当にあると怖いですね。日本人が重要な要素として出て来ると思ってなかったので面食らいました。で、日本人とこの”祖父”はなんでつながりがあるのかというと、どうやら日本統治時代に日本人側についていて、それでこんな“分断”にも協力したようですね。そんなこと、さらっと述べられてるだけだったりするので、必死に見ていないとなかなか理解できないわけですが。それにしても、どういう理由があったにせよ、縦に埋めるとか、その上に重葬するとか、気持ち悪すぎです。なんとも思わなかったのかな。韓国では時々ある?
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