ワクチンにしろ、マスクにしろ、それ以外のあらゆる「□□が悪いに決まってる!」的な発言はよくお目にかかるわけだが、そういった行為を行うのはとてもたやすい。
スマホかPCがあれば、5分でできてしまう。そして知識も知恵も勉強もいらない。
いろんな意味で「コストがかからない」、ひとの注意を自分にひきつける手段だ。
つまり、目立ちたいなら、イイネを集めたいなら、人気者になりたいなら、なんの苦労もかけずに、なにかを罵倒すれば、自分に反撃が返ってこない場所から声をあげればいい。
相手はものでも人でもいい。そうすれば優越感にもひたれる。
だが、本当に大切で有用な情報提供を行うためには、いろんなことをしなければならない。
背景情報を勉強し、論文を読んで理解し、時には自ら労力を使ってなにかを作り上げることが必須だ。病気の予防や治療のための情報提供なら、最低限の理科の知識を持ち、その手法について学び、時には博士号・医師免許・看護師免許・薬剤師免許を取得するなどの「コスト」をかけなければならない。予防薬・治療薬・ワクチンの開発には多くの人の努力、機器、工場、資金、治験や申請なども必要になる。
そういった「高いコストをかけて作られたもの・情報」の信頼度は高い。
まちがっていたり、薬害などが出ればそれこそ重大な責任も負わねばならない。二重三重に「高いコスト」をかけていることになる。
本物の尊敬を集めるのはこちらのほうだ。
少し考えてみるとSNSでの政治に対するあれこれも、ロケットからカップ麺まであらゆるものに対する多くのコメントも、ほとんどは(私のものも含めて)「コストのかからない」タイプのものだ。
情報としての価値は希薄で、役には立たない。まあ、おもしろいならそれでいいんだけど。
そういう視点から眺めてみると世界観はかわる。
情報を選択するときに「発信者がどれだけのコストをかけたか」と考えるようにすれば無益な情報に手を出すことは減る。
罵倒やあざけりは「あー、そんなヤツがいるんだな、かわいそうに」程度に思って無視できる。
読むのは大変だが、いろんな意味でおもしろく、いい本だ。
「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」
アリク・カーシェンバウム著、穴水由紀子訳。
■「帯状疱疹」のワクチン 公費で補助する定期接種へ 厚生労働省の専門部会 対象は65歳の人など 早ければ来年4月から開始
(TBS NEWS DIG - 12月18日 13:59)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8137230
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