<概要>
敵役がグローバルに設定される本シリーズでは、1作目の朝鮮族チャイニーズマフィア、2作目のベトナムの韓国人凶悪殺人犯、3作目の日本の暴力団に続き、4作目となる本作では、韓国とフィリピンの2か国を股にかけて悪事を働く違法オンラインカジノ組織の凶悪なリーダーと、組織のオーナーで黒幕の韓国IT企業CEOがダブルヴィランとして登場する。
本作も、これまでの本シリーズと同様に、実際に韓国で発生した事件をストーリーのモチーフに据えている。今回のモチーフは、韓国のプログラマーが、タイに拠点を置く韓国の違法オンラインカジノ組織に監禁殺害された2015年の事件である[5]。(Wikipediaより)
<あらすじ>
韓国の人気俳優マ・ドンソクが主演を務める大ヒットクライムアクション「犯罪都市」シリーズ第4弾。
新種合成麻薬事件から3年後の2018年。怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査隊は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件の捜査を進めるなかで、手配中のアプリ開発者が謎の死を遂げた事件の背後に国際IT犯罪組織の存在を突き止める。組織のリーダーは殺人すらいとわずに韓国の違法オンラインカジノ市場を掌握した元傭兵ペク・チャンギで、残忍な殺傷行為によって特殊部隊を解雇された経歴を持つ恐ろしい男だった。組織のオーナーである「ITの天才」チャン・ドンチョルが韓国で史上最大規模のIT犯罪を企てていることを知ったマ刑事は、オンラインカジノ事業の経験を持つチャン・イスに協力を依頼し、広域捜査隊やサイバー捜査隊と新たなチームを結成して捜査に乗り出す。
「悪人伝」でもマ・ドンソクと共演したキム・ムヨルが元傭兵ペク・チャンギ、「エクストリーム・ジョブ」のイ・ドンフィが組織オーナーのチャン・ドンチョルを演じた。前3作でアクション演出を手がけたホ・ミョンヘンがメガホンをとった。(映画.comより)
<2024年9月29日 劇場鑑賞>
マブリー主演の刑事もの、第4弾。相変わらず真面目にやってるのかふざけているのか、ようわからんような展開だけど、今回は冒頭に、IT技術に優れていただけで囚われてしまっていた青年が、ボロボロになって逃げて来たのに、誰も助けなくて、追いかけて来たヴィランにあっけなく殺されてしまう場面で始まります。なんてことのない細身の青年で、その後出て来るお母さんと、母一人子一人で暮らしていたようで、タイに出稼ぎに行ったと思っていた息子を突然失った母親の悲哀があんまりで、見ていられませんでした。彼女は、マ刑事に「必ず捕まえて」と頼んだ後、自殺してしまうのです。悲しすぎる。一方の”元傭兵”は、ワルたちもビビるほど冷酷だと言うのに。しかも、信じられないほど強い。情が働かないということは。これほど強さの元になるのかと思うほど。そうなんでしょうね。考える暇もなく、目障りだったら殺すわけだから。
情に厚いマ刑事は、過去に殉職した先輩の奥さんが営む食堂を仲間たちとひいきにしたり、その娘さんをかわいがったりしています。なので、母親が自殺してしまったことにいたくショックを受けるのです。いや、マ刑事でなくともショックでしょうが。
出て来る仲間も同じだし、尋問の場面も少し変わってるくらいで、大体ウケ狙いで入ってるところは変わらないし、目新しさはないのですが、ラストの収束に向けて、マ刑事たちの活躍が気持ちよく描かれているところがスカッとしてやめられないんですね(笑)。今回は解決しても、悲しすぎる現実が残るわけですが。
しかし、現実的な話で申し訳ないけれど、一つ二つの組織を潰したところで”雨後の筍”がすぐ出て来るんでしょうね、実際は。世の中って、そんなに変わらない。そう思うと虚しい気もします。
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