ロシアによる侵攻開始から壊滅までの20日間。包囲されたマリウポリ市内では、いったい何が起こっていたのか−。
2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。
これを察知したAP通信のウクライナ人記者であるミスティスラフ・チェルノフは、仲間とともに現地に向かった。ロシア軍の容赦のない攻撃による断水、食料供給、通信遮断…瞬く間にマリウポリは包囲されていく。
海外メディアが次々と脱出していく中、彼らはロシア軍に包囲された市内に残り、死にゆく子供たちや遺体の山、産院への爆撃など、侵攻するロシアによる残虐行為を命がけで記録し、世界に発信し続けた。
徐々に追い詰められていく中、取材班はウクライナ軍の援護によって、市内から脱出することとなる。滅びゆくマリウポリと戦争の惨状を全世界に伝えるため、チェルノフたちは辛い気持ちを抱きながらも、市民を後に残し、脱出を試みた...。(公式ウェブサイトより)
<2024年6月30日 劇場鑑賞>
この映画を撮った時は、スタッフもみな戦慄を覚えながら怒りと共に撮影したでしょう。それは想像に難くないです。しかし、日本に来たのは今年。もうすでに、悲惨な映像をニュース番組で散々見聞きし、しかもウクライナだけではなく、ガザやイスラエルの戦闘を連日見てしまっている今となっては、「あの時ニュースで見た映像は、ここが出どころだったのか」とは思いましたが、もはやその報道によって世界が変わらなかったことを私たちは知ってしまっています。もちろん、だから見なくてもいいとか言う意味ではないですが、それだけ悲しさ・虚しさが襲ってきてしまいます。平和な日本にいるから、そんなバカなことを感じるのかもしれません。でも、連日のニュースで、あまりに子供たちや市井の人々が犠牲になる姿を見せられ、どうして人はそこまでして争うのか、自分にも家族がいるだろうに、どうして同じように悲しいんだということが理解されないのか、頭が混乱するばかりです。今、若い人々の命をそんなに奪って、だからどうなるというのですか?他国をあんなに破壊して、自国に組み入れたところで、どうやって再建するのですか。瓦礫の山、山、山じゃないですか。命をはぐぐむ性である女には、到底理解できません。戦争で死ぬために息子を育てるのではありません。なぜわからないのですか。
人間はおろかすぎます。何を信じているのか知りませんが、人の命を屁とも思わないような奴は、たとえ強固な信仰心があったとしても、間違っています。また、領土を広げることがそんなに大事ですか?すでに大きな国を擁しているのに。子供たちを虐殺してまで、なさねばならないことですか?・・・世界はきっと終焉するのでしょう。人は自滅するのかもしれません。
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