「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど国際的に高く評価される濱口竜介監督が、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)受賞を果たした長編作品。「ドライブ・マイ・カー」でもタッグを組んだ音楽家・シンガーソングライターの石橋英子と濱口監督による共同企画として誕生した。
自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、東京からも近いため近年移住者が増加傾向にあり、ごく緩やかに発展している。代々その地に暮らす巧は、娘の花とともに自然のサイクルに合わせた慎ましい生活を送っているが、ある時、家の近くでグランピング場の設営計画が持ち上がる。それは、コロナ禍のあおりで経営難に陥った芸能事務所が、政府からの補助金を得て計画したものだった。しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることがわかったことから町内に動揺が広がり、巧たちの静かな生活にも思わぬ余波が及ぶことになる。
石橋がライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから、プロジェクトがスタート。その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、1本の長編映画としての本作も誕生した。2023年・第80回ベネチア国際映画祭では銀獅子賞(審査員大賞)を受賞したほか、映画祭本体とは別機関から授与される国際批評家連盟賞、映画企業特別賞、人・職場・環境賞の3つの独立賞も受賞した。(映画.comより)
<2024年6月1日 劇場鑑賞>
濱口監督の作品は、「ドライブ・・・」は長すぎる上映時間にビビッて見に行かなかったので、実は見ていません。気にはなっている監督だったので、短めの今作で初挑戦。結論から言うと、私には合わないかも・・・でした。
作風は、多分わざとだろうと思うんだけど、すべてが典型的な感じで仕上がっていて、例えば”田舎にグランピング場を作る”計画を持ってくる会社が絵に描いたようにいい加減な会社だったり、それを進言したコンサルが”いかにもな男前で口八丁な男”だったり、町に建設計画の説明に来る社員が”いい人っぽく会社の悪口を言って”たり、彼が田舎で”巻き割り”をさせてもらって”心が洗われて”いたり、後輩の女性に「こんな会社で何で働いてるんだ。おまえなら他にあるだろう」と”親切そうに”言ってたり。主人公の”便利屋”さんはいかにも胡散臭そうで、巻き割りばっかやってるし、忙しそうでもないんだけど、自然に詳しいみたい。水とか。で、地域の住民と会社の仲介を頼まれると、「私はお金に困ってないし、ヒマでもない!」と強い声を発したりする。彼には寡黙な一人娘がいるんだけれど、彼女(小学生くらい)も予測不能な言動を取りっぱなしでヒヤヒヤさせる。
そんなこんなで、あんまりよくわからないまま迎える結末。何なの?全然わかりません。しかも、私の性格がわるいだけなのでしょうけど、「どうだ。わからないだろう?ハハハ」と監督がほくそえんでるような感じがする。「観客に投げてるのさ」って。
何がどうで「悪は存在しない」のか、なぜこれが「君(私)の話になる」のか、全然わかりません。アホですみません。でも、この監督、多分苦手です。
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