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2024年06月27日04:38

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命の循環とは

第二次世界大戦後日本人は貧困から抜け出すために、一生懸命に働き、より豊かに、より便利になりました。市場経済も、高度成長を続け、科学の進歩も凄まじかった。当然、自然破壊も進み、水俣病は工場廃水に含まれた有機水銀が、環境汚染を起こし、魚貝類に蓄積され、それを摂取した人に起こった中毒です。

毒物が蓄積された生物を、他の生物が摂取すれば、更に濃縮蓄積されます。従来、胎盤は毒物を通さないと考えられていましたが、メチル水銀は、胎盤を通して、母親から胎児に重大な障害を与えることが明らかになったのです。

胎児性水俣病以降、カネミ油症事件、サリドマイド事件やダイオキシン、環境ホルモンの問題等様々な環境を破壊し命の循環を止めようとする事件が起こりました。自然界に存在しない化学物質を、人類の遺伝子は、どうやって処理していいかわからないのです。

化学物質を、大量に使用するようになったのは、ここ百年です。人類の歴史のほんの一瞬でしかないのです。この一瞬で命の循環を断ち切ろうとしているのです。また、戦争が最大の環境汚染でもあります。

戦争における化学物質による環境汚染は、ベトナム戦争でした。アメリカが、10年に渡ってばら撒いた枯葉剤は、流産、死産が急激に増え、ベトちゃん、ドクちゃんのように先天異常などが増加しました。

危険なダイオキシンは、農薬、合成物質、漂白剤、ビニールやプラスチック等、自然界に無い物を投棄し焼却した事によって生成されたものであり、人類が便利さを求めて生産し、消費してきたものなのです。

朽ちて塵となり土に帰る。そして新しい命は、土から生成する。そんな命の循環を無視し、人類は、利便性と経済性を求めるあまり、大量の化学物質を開発製造し、使用してきました。科学の進歩は、人類を宇宙へと飛び立たせ、ゲノムの解明で、命のメカニズムまで明らかにしました。

このように、便利さと同居する自然破壊を生み出した近代の文明社会は、人間存在の暗黒が潜んでいます。現代科学は人間の限界に、挑戦を仕掛けているのです。遺伝子操作で人間を作ろうとしたり、無機物質から細菌を誕生させたり、ついに人類は、神の領域に手を出そうとしています。

果たしてそれは、未来に人類を幸福にするか、それとも疫災をもたらすのか。大自然の大きな流れは、人間の能力を遥かに超えたものであり、何十億年かけて作り上げて来た地球を破壊しているのです。

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