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2024年03月16日07:58

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やっちゃん回想録 16−3 親が与える本 ミスリードの場合も。

「子どもの頃と大人になってからで見方が変わった作品」を募集してみた結果
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=7788284

家庭教育は、重要です。
小学校のころまでに、ほぼその子の知性が決まります。じゃあ、小学生の知性を決めるものは、図鑑や本などからの影響であり、あんな薄っぺらい教科書を長い時間かけて説明する学校の授業ではありません。

そこで、お母さんが与える本が問題になります。

たとえば、『星の王子さま』
お母さんの中にミーハー的な、東京山手人(関西については私は無知です。芦屋や夙川の住人の傾向は知りません)の生活のイメージみたいなものがあるのか…この本を子どもに与える人がいます。

『星の王子さま』は、簡単なので途中までフランス語で読みました。
Lorsque j’avais six ans j’ai vu, une fois, une magnifique image, …
の大蛇がイラストの熊?を飲むイメージから出発した、イメージの集積が美しいです。
ちりばめられたイメージは美しくても、その他の筋立ては、宇宙から少年が砂漠に落下して死ぬだけ…という貧相なものです。

大人でも、私のようにわからない人がいます。
小学生には、絶対にわからないでしょうね。
大人の中でわかる人は、人生に疲れている人でしょう。私も疲れていないわけではないですが、仏典を読んでいます。まあ、ハッキリ言って堕胎という殺人の自由が憲法に書き込まれるような国とは、人間としてのレベルが違うと思っています。仏典を読まなくても、大半の日本人は、一面ではフランス人よりはるかに大人でしょう。じゃあ、カトリシズムは…という疑問がありますが、それは長くなるので、後日に。

また、師範学校以来の日本の小学校の伝統も問題です。
ある国公立の教育学部から国文の大学院に行った人が言っていました。
「うちの大学は、クラスコンパの日程が決まらない。✕君が都合がつかないというと、その日はダメになる。一人でも仲間外れにすることがないようにするからだ。でも、八十人もいる初等教育国語で、全員来れる日なんて見つかるはずはない」
皮肉でも何でもないのですが、見上げた心構えです。学校の先生は、大学生のころから、弱者のことを考えているのですね。そうして、苦手な水泳やピアノを必死になってやる。そうしないと、学校の先生は務まらないでしょう。そんな中で、学校独特の価値観ができます。

だから、『しろばんば』を読めという話になる。
質の高い文学、弱者に寄り添う文学、読み物として面白い文学…それは、別次元の話です。私は文学的価値の乏しい「中間小説」と思っています。
しかも、あれは、財産争いや妾の立場と言ったものが分からないと理解できません。
では妾とは…もちろん、小学生には理解できません。大人でも女衒やソープの支配人でもない限り、一生わからないでしょう。

教科書も、酷いです。
志賀直哉の『城崎にて』を掲載するなど、愚の骨頂。
母性愛の極致の『焚火』、性の目覚めの極致(エロくはないです)の『真鶴』があるではないですか。

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