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2024年02月23日22:22

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北青鵬のやったことは卑劣極まりないが、部屋を「一門預かり」にするとは、だ。

■元横綱・白鵬の宮城野親方に2階級降格と3か月の報酬減額 北青鵬については引退届受理も「引退勧告相当の事案」
(TBS NEWS DIG - 02月23日 13:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7761044
日本相撲協会が両国国技館で臨時理事会を開き、後輩力士への日常的な暴力行為が判明した弟子の北青鵬(一月場所の番付は東前頭八枚目、2勝4敗9休)に対する監督責任を問うとして、師匠の宮城野親方(第69代横綱白鵬)に対し、「委員」から「年寄」への2階級の降格と報酬減額の処分を、また、前日に引退届を提出していた北青鵬に引退勧告の処分を課した、ですか。一月場所では五日目まで2勝3敗、五日目の土俵では湘南乃海を下手投げで制した後に「古傷の膝の痛みの再発」を理由に六日目から休場していましたが、その際にも「不適切な行為」が噂されていたので、協会からの何等かの処分と言う話になる可能性もあるだろうと思っていましたが、その内容を見て、ここまで執拗で悪質なのかと、正直驚きました。
協会の発表資料では「北青鵬の暴行は、A及びB(部屋の幕下以下の力士)が部屋の仕事で不始末をしたことに対する制裁という名目で行われていたほか、A及びBが痛がる反応を見て面白がっていたとも認められ、暴行の動機の面においても卑劣極まりない」としており、調査では、
ア 令和4年7月の名古屋場所(帰り十両の西十両十三枚目、11勝4敗)中、愛知県豊田市内の宮城野部屋宿舎において、Bに対し、顔面への平手打ち、突き飛ばし等の複数回にわたる暴行を加え、肘に怪我を負わせたほか、ほうきの柄で臀部を1回打つ暴行を加えたこと
イ 同年7月の名古屋場所中、前記宿舎において、Aに対し、ほうきの柄で臀部を1回打ったほか、同年10月21日、東京都墨田区内の宮城野部屋個室において、まわしで作った丸太様の棒で臀部を1回打つ暴行を加えたこと
ウ 令和5年11月の九州場所(東前頭七枚目、7勝8敗)中、福岡県糟屋郡篠栗町内の宮城野部屋宿舎において、A所有の財布に瞬間接着剤を塗布し、損壊したほか、Bに対し、右手手指に瞬間接着剤を塗布する暴行を加えたこと
エ 令和4年8月頃以降、宮城野部屋又は地方場所中の宿舎等において、A及びBに対し、次の<1>及び<2>のいずれかの態様により、週に2〜3回程度の頻度で繰り返し暴行を加えたこと
<1>顔面、背中及び睾丸への平手打ち等の暴行
<2>ほうきの柄又はまわしで作った丸太様の棒で臀部を打つ暴行、殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎をAやBの体へ近付ける暴行
と言った内容が記されており、少なくとも帰り十両となって以来、部屋内で何かしら蛮行を繰り返していたのが窺えます。
モンゴル生まれの札幌育ち、平成13年生まれの22歳で、令和2年三月場所が初土俵。204cmの身長に182kgの体重と言う恵まれた体格の豪快な四つ相撲(右四つ)の力士で、令和2年五月場所から序ノ口、序二段、三段目を立て続けに7勝0敗の優勝で通過、幕下では新型コロナウイルス感染症での全休がありましたが、令和3年の七月場所で7勝0敗で幕下優勝するなど、早くからその素質を見せつける活躍を見せ、稀代の大横綱である師匠のもと、将来を嘱望される人材として人気を博した力士だった北青鵬でしたが、膝の怪我もあり、幕に入っていくらか伸び悩み気味で復調の期待もあった中、入幕前からこうした行為を平然と繰り返していたとは、がっかり以上に裏切られた感じがありますね。
こうなれば、師匠たる宮城野親方は監督責任を問われるのは必至となるところですが、2階級の降格と報酬減額の処分は予測できたとしても、以下の文章のように、
「師匠の宮城野の懲戒処分については、降格(委員から年寄)と報酬減額(20%×3か月)の併科とすることを決議し、宮城野に処分を通知した。併せて、宮城野については、師匠としての素養、自覚が大きく欠如していることが理事会で確認されたため、その対処として、三月場所は、所属する伊勢ケ濱一門で宮城野部屋の師匠代行を任命し、師匠代行が宮城野部屋の監督を行うこと、4月以降は、伊勢ケ濱一門が宮城野部屋を預かり、師匠・親方としての指導・教育を行う(期間は未定)ことを、伊勢ケ濱一門と協会執行部とで検討、三月場所後の理事会で報告することを決定し、その旨、宮城野に通知した」
としたことには、第一印象ですが、正直、「ここまでやるか」と感じ、どのような「素養、自覚が大きく欠如していること」があったのかの情報がなかったので、その点に疑問が残りました。
「2人の弟子を守れなかった」と語った宮城野親方ですが、「師匠としての素養、自覚が大きく欠如していること」について、協会は(理事会の発表資料)、
「宮城野は、令和4年七月場所中、北青鵬のBに対する暴行を把握しながら、当事者であるBと北青鵬に事情を直接確認もせず、Bの被害写真の確認すらしなかった。また、北青鵬に注意もしておらず、先代親方(元前頭十三枚目竹葉山)にさえ直接報告をしなかった。この機に、宮城野が、Bと北青鵬に事情を直接確認し、北青鵬に注意をしていれば、BのみならずAに対する暴行もより早期に把握することができ、北青鵬の暴行が常態化することも阻止できた可能性がある。北青鵬に対する監督と協会への報告を怠った結果、被害者2名に対する一年を超える常態化した暴力被害を生じさせたもので宮城野の責任は重大である」
としており、協会が言う「師匠としての素養、自覚が大きく欠如していること」の詳細は分かりましたが、北青鵬に対して過度に甘かったのか、新弟子の頃から扱いに苦慮していたのか、様々な事情があったのかもしれません。
「三月場所は、所属する伊勢ケ濱一門で宮城野部屋の師匠代行を任命し、師匠代行が宮城野部屋の監督を行うこと、4月以降は、伊勢ケ濱一門が宮城野部屋を預かり、師匠・親方としての指導・教育を行う(期間は未定)ことを、伊勢ケ濱一門と協会執行部とで検討、三月場所後の理事会で報告することを決定し、その旨、宮城野に通知した」ことについてですが、過去、平成22年に発覚した本場所の維持員席(一般では入手不可能)に暴力団幹部が観戦していた問題で、整理券の確保に関与したとされた木瀬親方(木瀬部屋の師匠、元前頭筆頭肥後ノ海)等に役職を委員から平年寄へ2階級降格、部屋の所属力士27人は出羽海一門預かりとする処分が下されたことがあり、これを受けて木瀬部屋は閉鎖され、同じ出羽海一門の北の湖部屋(当時。師匠は第55代横綱北の湖(1953〜2015)で、現在は山響部屋)が預かり先となって、その処分が2年後に解除され、木瀬部屋が再開されたと言う“前例”があります。宮城野部屋も同様の扱いを受けることとなると思いますが、木瀬部屋の時とは状況が異なりますし、師匠のスカウト力もあって、伯桜鵬や輝鵬、大谷などアマチュア時代からの活躍や実績があるなど、ポテンシャルの高い力士もおり、部屋の指導環境が変わることへの影響がどのような形で出るのか、気になるところがあります。部屋には間垣親方(元前頭五枚目石浦)と言う部屋付き親方もいますが、単に宮城野親方一人だけが問題なのか、宮城野親方の現役時代(特に横綱昇進後の後半期)の振る舞いなどへの批判的視点を引き摺っているからなのか、不透明に感じる点は残った感があります。
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