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2023年11月22日21:48

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秋の連続テレビ番組

最近観ている連続もの。ドラマの比率が下がり、アニメの秋って感じになっています。

・『葬送のフリーレン』:お定まりの「剣と魔法のファンタジー」のようですが、魔王討伐後の物語というひねりが効いている。主人公のフリーレンは一見少女だけど、実は1000年以上生きているエルフという設定で、彼女からすれば10年程度はつかの間の出来事です。種族による時間感覚のギャップはトールキンにあり、格別目新しいものではないけど、それを軸に、淡彩の風景描写やしみじみ流れるBGMなど、オープンワールドRPGのような世界観が構築されていて、ツボを押さえているなあと感心しました。古風な味わいと雰囲気の中で交わされる人物たちの現代風なやり取りが笑える。平和な世界かと思えば、魔族やドラゴンは滅んでおらず、アクセントになっている戦闘シーンも秀逸です。ファンタジーの王道的な質の高さに、敬意を評したい。

・『呪術廻戦』:原作の絵はいまひとつ好みでなく、少年ジャンプで同時連載されていた『チェンソーマン』の方がみっち評価は上だったのですが、アニメでは逆転。女子キャラがきれいなのと、マンガではよくわからない用語や説明などが、映像ではすっきりと理屈抜きで楽しめます。オープニングやエンディングの歌も◎。チェンソーマンのスタッフは、これ観てバトルシーンを作り直すべし(爆)。

・『薬屋のひとりごと』:架空の中華の後宮が舞台。絵柄は典型的な少女漫画で、好みが分かれそうですが、ヒロインが社会・組織の末端にいながら哀れさや悲惨さをウリとせず、むしろ無双状態なのが型破り。この調子でどこまでいくのか?

・『SPY×FAMILY』:シーズン2になっても面白さは変わりません。いまは豪華客船内の攻防で、フィオナが出てこないのがちょっと残念ですが、いずれのお楽しみということで。

・『たそがれ優作』:われらがジャスミンこと北香那が出るというので第5回を観たのがきっかけ。彼女は『バイプレイヤーズ』以来注目していました。NHK大河にも連続出演しましたが、役がハマってなかったかな。ここでは大酒飲みの編集者でグッド! それはさておき、このドラマは毎回の進行がほぼ定型になっているようです。冒頭に主人公優作(北村有起哉)の撮影シーン。俳優が俳優を演じる『バイプレイヤーズ』的な面白みがあります。その後、自宅での食事シーンや近所の少女にいじられる(貴重な助言をいただけるf^^;)シーンをはさんで、各回のゲスト(ヒロイン)と居酒屋やバーに出かけるのですが、お店は現実のロケシーンです。調理の様子などが紹介されて、実にそそります。締めは、スナック「ともしび」で一服する優作にママ(坂井真紀)が「なにたそがれてるの」と声をかける。このパターンの中にどういうストーリーを盛り込むか、脚本家の腕の見せどころで、毎回興味深い。次で最終回らしく、最初から観とけばよかった。

・『下剋上球児』:熱血スポーツものかと思いきや、主人公が無免許教師、その妻は元夫の職場との二重生活など、野球以前の重い問題が次々に前面に出てきて、否定的な評価もすでにあるようです。エンターテイメントに振り切った前作『VIVANT』と比較されがちというのも分が悪いかもしれません。しかし、人間ドラマとしては『VIVANT』よりも見応えがある。選手や監督たちの生活と交流がよく描かれていて、彼らがなぜ野球が好きなのかが伝わってくるし、主人公はむしろ選手たちに支えられて監督になっていくという着眼点が卓抜。ドラマを観ながら、そうだよ、上から下への一方通行じゃないんだよ、などと説教ぶちたくなってくる(爆)。いま折返しくらい? 名作の予感。ただし、試合中のアニメ調はいらなかった。ヨシヒコじゃないんだからf^^;。
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