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2023年10月10日22:38

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オーケストラ・フォンターナ演奏会

・グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲・第2組曲より
 花嫁の奪略―イングリッドの嘆き
 アラビアの踊り
 アニトラの踊り
 朝
 オーセの死
 山の魔王の宮殿にて
・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 作品93

尾崎晋也指揮、オーケストラ・フォンターナ

2023年10月9日(月)、福岡市民会館大ホール

別の演奏会でもらったチラシでこの演奏会を知り、ショスタコ10番を生で1回は聴いておきたい、ということで博多まで聴きに行きました。オーケストラ・フォンターナは福岡の大学オケの卒業生を中心にした企画オケで、結成して1年、これが初の演奏会らしい。メンバーはみんな若手でした。指揮の尾崎晋也はルーマニアで活動している人のようです。

1時間前から開場して開演までの間、プレコンサートとして、金管と打楽器によるコープランド:市民のためのファンファーレ、木管六重奏でショスタコーヴィチ:組曲第1番からワルツ第2番、弦楽四重奏でチャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番からフィナーレ、木管五重奏でラヴェル:「クープランの墓」から前奏曲、メヌエット、リゴードンが次々に披露されました。これは盛りだくさんだ。最後のクープランの墓がとくに印象に残りました。この曲、木管五重奏で演奏できるんですね。

前半のグリーグは、第1曲こそちょっと粗い感じがしたものの、その後はバランスの取れた演奏で楽しめました。終曲「山の魔王の宮殿にて」の出だしが意外に速かったのが特徴的で、曲目紹介によるとこれが楽譜の指定に忠実なテンポで、通例の演奏のほうがデフォルメらしい。

休憩後のショスタコーヴィチは、大編成、大音量、大満足(爆)。いやー、すごいすごい。みっちの第10番のイメージは、第2楽章のスケルツォとフィナーレのはっちゃけが激しく短く、第1楽章と第3楽章は重苦しく薄暗く長い、というもので、楽章構成にいささかアンバランスがあると思っていたのですが、今回テンポの差がそれほど大きくなかったことと、演奏がしっかりしていたことの両方で、とても充実していました。ホールのほぼ真ん中の席で聴いたこともあり、眼前に広がるオケ全体からすごい音圧が押し寄せてきましたよ。とくにすごかったのはティンパニで、第1楽章の中盤から駆り立てるような連打にゾクゾクし、その後バスドラム、シンバル、ドラと一緒にせーのでグワッシャーンとぶちかましたり、フィナーレ最後のDSCH音型の釣瓶打ちなど、視覚的要素もあいまってあまりのことに笑いそうでした。というか思わず吹きました(爆)。大音量だけがよかったみたいに書いてますが、静かなところや美しいところもよかったですよ。終了後、ブラボー叫んでる人がいましたが、これは納得。

オケのみなさんお疲れ、さぞかし体力消耗したろうと思った矢先、アンコールが始まり、ハチャトゥリアンのレスギンカ(爆)。ショスタコの轟音に勝るとも劣らないヤバいやつです。ロシアのオケはこれを笑いながらぶっ通してしまうらしい。これは若手にしかできない選曲でしょう。お客さんは全員打ちのめされたはず。みっちはしばらく立ち上がれませんでした。
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