昨日、栃木市立文学館に行った事を書き、
山下りんの「ヤコブ像」をタイトルだけ書きました。
山下りんは、最近取り上げられる機会が増えていますので、
ご存知の方も多いかと思いますが、
1857年6月16日(安政4年5月25日)、
現在の茨城県笠間市で生まれた女性です。
ロシア正教徒となり、帝政ロシアの首都サンクトペテルブルクに留学し、
女子修道院でイコン製作技術を学び、
1883年(明治16年)に帰国しました。
帰国後は東京神田駿河台にあった日本正教会の女子神学校にアトリエを構え、
外界との接触を絶ちイコン制作に没頭します。
イコンは様式に則って描かれる宗教画で、原則として作者の署名もありません。
山下りんのイコンは全て模写であり無署名であり、
正教会のイコンの原則を忠実に守っているとの事です。
僕が山下りんの事を知ったのは、しばらく前の事ですが、
その後、足利市美術館で、ニコライ二世に献上した豪華なイコンを観たりしたため、
興味を持って来ました。
2019年9月3日には、函館ハリストス正教会に行って、
10点ほどの彼女の作品を観た事があります。
昨日観た「ヤコブ像」は、宗教画ですが、イコンの様式とは異なった、
人間としてのヤコブを描いていると思いました。
誰かの絵の模写なのかどうかは分かりませんが、
沈痛な表情を描いていると思いました。
ネット上で観られないかと思って探したら、
日動美術館のサイトにありましたので、宜しければご覧下さい。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition_archive_0703.html
日本正教会は山下りん聖像所蔵教会一覧表を作成していました。
公開していない教会もあるようなのですが、
これらの教会を訪ねて、山下りんのイコンを観るのも良いなぁと思いました。
アドレスは下記の通りです。
https://www.orthodoxjapan.jp/seizou.html
【今日の一句】
こそこそと 人目偲んで 会う二人
なんて、もうないかな・・・
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