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2023年08月06日11:18

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8/6 X(つぶやきから)転載

南出賢一 /大阪府泉大津市長@minakenbo

長野県南箕輪村さんと農業連携協定を締結しました。
長文ですがご一読の上、一緒に考えていただけると嬉しいです。

この協定により南箕輪村の特別栽培米「風の村米だより」を仕入れ、金芽米加工をして泉大津市での給食に使用させていただきます。

白米よりも断然栄養価が高く、旨味も増す金芽米によって、美味しく食べて健康につながることを期待しています。

食料問題が深刻化する中、農地面積3%の泉大津市にとって、農村をもつ自治体と連携して共存共生のサプライチェーン(流通の仕組み)をつくることがとても重要です。

いつもの仕組みが、もしもの時に役立つような取り組みを心がけています。

泉大津市にとっては市場に左右されにくい食糧の安定的確保と健康増進。南箕輪村にとっては農業生産の維持。

農地の少ない泉大津市が全国の産地と連携し、安定した価格で定量の農産品を継続購入する事で、泉大津市の食料安全保障と市民の健康増進につなげ、全国の農産地を応援しながら共生していくプランで、食の基盤となるお米からはじめています。

7月には石垣市と協定締結しましたが、この8月にはさらに、北海道旭川市、滋賀県東近江市、熊本県人吉市とも協定を締結します。

農村を持つ川上の自治体と、農業が少なく人口の多い川下である都市部を直接繋ぐ流通構造改革によって、日本の農業を守りながら、人々がより健康になる取り組みが全国に広がるよう、良きモデルに育んでいきたいと思います。

現在の流通構造は複雑で、農家さんの手取りが少なくなり、消費地に届くときには農家さんの顔が見えなくなってしまいます。また、農業従事者の高齢化、担い手が定着しにくいこと、資材価格の高騰等が重なり、「あと5年続けられるかどうか」という声を全国の連携先自治体や農家さんから毎度のように聴いてきました。全国の農山村が抱える共通課題といっても過言ではありません。今の流通構造だと生産量は減る一方でしょう。都市部への供給量が減っていったときに何が起こるのかを想定しながら、何ができるかを突き詰めて考え続けてきた結果、今の取り組みに至っています。

「泉大津市からの提案は農山村の課題解決と持続可能な農業に繋がる大変有り難いもの」とお声をいただき、先日は農水省のセミナーで講演をさせていただきました。

水にしても食べ物にしても、都市部に住む人間は、農山村がないと生きていけません。お金があるから当たり前のように食べ物が買える時代ではなくなりつつくらい事態は深刻化していると感じています。

我々都市部の人間は農村に生かしていただいている。ないと生きていけません。
そのことをもう一度皆さんと思い出しながら、日ごろから農村を支え、貢献しながら、仕入れさせてもらえる共生の関係となる新たなサプライチェーン(流通の仕組み)づくりに挑戦しています。

この仕組みにより、何があっても泉大津市民が食べていくことができるように、に加え、人口が多く農業が少ない都市部がこの仕組みを導入することで、日本全国の農村地域を支える共生の仕組みに繋がると考えています。

日本の農業を守ることは、日本人の命を守ること。
自然環境により優しい食べ物をいただくことで、日本人の健康を守る。

国家の安全保障と健康な生活の大前提であり基盤です。
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