女性の社会進出が進んで女性が生きやすくなればとても良いことだと思います。出産や育児との両立や男女共同参画などの環境の整備も整ってきています。昔に比べれば、働く女性は増えています。だが、役員比率等を見ると、改善されていないように思えます。
何が一番の要因かというと、オールドボーイズネットワーク(OBN)の存在が立ちふさがっています。簡単に言えば、年老いた男たちで、既得権益集団のことです。OBNとは、学校や組織などで同窓会や卒業生の交流会を通じて形成される、同窓生やOB同士のネットワークのことを指します。
このネットワークが、長年続くだけの長所もあるのでしょうが、弊害が表れているのです。OBNを通じて同窓生同士が人脈を広げることにより、就職やキャリアアップが有利になります。人脈による就職優遇です。それは、能力や実力よりも同窓会の人脈や繋がりの深さが重視されるという事です。
OBNの強い企業へ就職した場合、何のコネクションもない就活は非常に不利な状況になっています。OBNは就活等の場面で、公正な競争を阻害しているのです。OBNが存在する組織では、古い体質や慣習が継続されます。これにより、新しいアイデアや意見が取り入れられず、イノベーションが阻害されてしまうのです。
OBNは、同じ組織出身者同士で狭く閉じたネットワークを形成する傾向があります。異なるバックグラウンドを持つ人材の登用が阻害されるのです。結果として、多様性を欠いた組織になる可能性があります。また、OBNは、男性優位の社会的構造を維持しようとする傾向があります。
ネットワーク内の男性同士が情報やビジネスチャンスを共有し、互いにサポートしあうことで、ネットワーク外の人々がアクセスできない特権的な位置を維持することができるからです。さらに、OBNは、ハラスメントや性差別などの事件を隠蔽するという問題点もあります。
ネットワーク内の人々は、同じ出身校や団体に所属していることから、事故を報告することに抵抗感を持つ傾向があります。お互いをかばいあうことで、より強固な関係性を築いていくのです。そのため、ハラスメントや性差別が放置され、被害者が孤立になるのです。
特に日本は、太古の昔から現在まで、OBNをベースにして、男性優位・終身雇用・年功序列が社会の隅々まで浸透している状態です。女性の社会進出を拡充するためには、OBN的な関係性を親睦団体程度にとどめ、権力構造的な関係性をなくす必要があるでしょう。
(4) 仲條拓躬 - YouTube
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