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2023年03月24日08:09

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大学ランキングからみえる、高等教育のシステムとしての迷走。

『THE 日本大学ランキング2023』東北大学が4年連続総合1位 「教育充実度」は国際基督教大学が初の1位
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7347764

このデータは、自分の経験からすると、いろいろアラが見えてきます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001130.000000120.html
には、「一人当たりの教員数」「競争的資金獲得数」などいろいろなことが書いてありますが…

私の出身大学院に、「学会に一切入らない」という若手教員がいました。師匠の教えだそうです。では、どうやって研究成果を発表しているかというと、大学紀要です。まだ母校にいらっしゃいますから、一度お話をお伺いしたいと思いますが、それだけ研究に没頭するということでしょうか。
学会の雑務や付き合いもよくないのですから、まして、何度も書類の書き直しをさせられる科研費などはよくありません。

その方は、学会に入っていなくても実力を認められています。入る必要がないのです。雑務や付き合いを避けるといっても奇人変人ではなく、人格も円満そのもの。全く無問題です。

また、学生一人当たりの教員数も問題があります。
地元の国立大学の医学部や歯学部に行った。附属病院に勤務して、専任講師や准教授になった。大学を辞めてお父さんの跡を継いだ…という高校時代の同級生が何人かいます。一人は小学校の「班」で一緒だった人。もう一人は、中学で咳が隣だった人です。

附属病院があるから、助教や助手も含め教員がたくさん必要です。医学部の単科大学は、一人当たりの教員数は高い値が出るに決まっています。

文系の助教や助手は、数年に一人しか出ません。だから、「講師や准教授だったが、実家が経営している英会話学校の跡を継いだ」などという話は、聞いたことがありませんね。

文系の優位を主張するつもりはありません。
いいたいことは、
システムが違うのですから、比較しても仕方がないということです。

先に挙げた、学会に入らず、競争資金も取らない先生なども、文系だからこそあり得る話なのかもしれません。
医学部や歯学部の専任教員が辞めて親御さんの跡を継ぐのは、クリニックの院長になっても診療できるからでしょう。

また、国際性
昨日の日記に書いた、恵泉女学園大学は、ここにあるように19位という高位でした。
金持ちの親が多いお嬢さん学校で、専攻が英語英文学なら留学する人が多くなるのは、当然です。英語で行う授業だって多くなるでしょう。ただし、繰り返しになりますが、内容はいい大学です。

…さて、大学の目的が、「勉強させる、社会に貢献する卒業生を育成する」ということでしたら、最も大切なことは、講義のレベルです。

私の経験からすると、レベルを上げると、「わからない」などという者が増えて、評判が悪くなります。(たとえば、「権利があるところには必ず義務がある」という主張は、まちがいもいいところですが、説明してもわからない人が多いです。そういうところを避ける講義がいい講義かというとそんなことはありえません)
だから、学生回答というアンケートで集計するのは、まちがいです。それならランキングに、2ch(今は5chですか…)の評価を入れてもいいです。断っておきますが、真面目に言っています。
一部の人は、こんなものをエヴィデンスなどと言っているのですからね。個々の大学(アンケートを形だけしかやらない大学やアンケートの問題点に気が付いている大学もあります)ではなく、システムが問題です。

ある、非常勤先で、高校まで教えがちであったある知識を批判しました。
そうしたら、「高校時代のA先生は、素晴らしい先生だったのに、批判するのは許せない」と言われた覚えがあります。大学の先生が、ニコニコ(あるいは、ニヤニヤ)笑っていて、学生など相手にしていない理由が、よくわかりました。誠意がないのではなく、そうしないと身を全うできないのです。

ただし、何をどう言っても学生から批判されない、特異なキャラクターもいます。万人に好かれるということですが、だからと言って策士でも八方美人でもなさそうです。
今年はその方と同じ曜日にしていただいて、学びたいと思います。
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