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2023年02月22日04:59

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ハリウッドとユダヤ人

なぜユダヤ人が映画産業において圧倒的な地位を占めるようになったのでしょうか。アメリカ人のユダヤ人に対する職業的な差別が原因だったのです。アメリカが建国された頃、主流はプロテスタント、人種的にはアングロサクソンが圧倒的でした。

ユダヤ人の移民はロシア、ウクライナなどから共産革命の迫害を逃れてきた人々が多く、ナチスのユダヤ人弾圧が始まると、ドイツ及びチェコ、ハンガリー、そしてポーランドからの移民が増えました。米国は当時、ヨーロッパの価値観と伝統がそのまま持ち込まれていたのでユダヤ人は疎外され続けました。

大学教授や弁護士など現在ユダヤの主流の職業も、世界大戦が終わって暫くはあり得ない話でした。ウォール街はユダヤ人を排斥する為の目的の壁でした。ユダヤ人がウォール街に入るには非ユダヤ人を名乗るか、アングロサクソン的な名前に改名するしかだったのです。ユダヤ人の中には宗教までも改宗し、先祖代々のユダヤ教を捨てたのでした。

映画俳優も同じ事をしました。ユダヤ人は名前を隠しました。たとえば、カーク・ダグラスはロシアからの移民の子供で、本名は、イスール・ダニエロビイッチ・デムスキーと言います。初のユダヤ系国務長官となったキッシンジャーも、クリントン政権下のオルブライト国務長官も、ルービン財務長官も、現在のグリーンスパンFRB議長も、いずれもユダヤ教からキリスト教へ改宗しました。

カーター政権下だったマスキー元国務長官にいたってはカーク・ダグラス同様に改名しました。映画は当時、隙間産業でした。誰もが海の物とも山の物とも分からない分野に投資をしなかったのです。そこに、目を付けたのがユダヤ人だったのです。貧しいユダヤ移民の子、不良少年だったワーナー兄弟が活動写真の制作に乗り出し、大当たりしました。

「21世紀フォックス」もユダヤ移民の子が起こしました。当時は格安で映画が観られました。娯楽のなかった時代だから大当たりしたのです。ハリウッド企業の殆どがユダヤ系の移民が創業したのです。つまり正業につけないユダヤ移民の子供達が、産業の隙間を狙って起こしたのが、映画のはしりでした。

そして、そこへ融資したのがイタリア・グループでした。「ゴッド・ファーザー」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」などといった、イタリア・マフィアものが米国で次々とヒットを飛ばす謎はここにあったのです。

ただし彼らはアングロサクソンの史観でキリスト教の宗教観や歴史観に立脚した映画しか作らず、西部劇でもインディアンは悪魔として描かれました。当初は、ユダヤ人であるという出自を隠し通したからです。

ハリウッド映画は公然とユダヤ人を明かす人たちで一杯となり、スピルバーグ、オリバーストンなどの名監督、カーク・ダグラス、マイケル・ダグラス親子、ウッディ・アレン、ダスティ・ホフマンなどユダヤ系の名優が生まれています。今では一部のユダヤ人映画製作グループは、人権思想を前面に出した映画をよく制作するようになったのです。

ともかくハリウッドは世界中の若者の感性に直接語りかけました。中国の若者が数十万人も米国を目指すのも、日本の若者がハリウッドスターを英雄視するのも、感性に訴えるパンチが強烈だからでしょう。しかし源流はユダヤの論理で構築されているのです。

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