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2023年01月12日05:41

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トランプ・ロスの北朝鮮


北朝鮮の三代目、金正恩氏が2011年12月に最高指導者に就任して10年になります。独裁体制強化のため、政敵や軍幹部を次々と粛清し、義理の叔父に当たる実力者の張成沢氏を処刑。異母兄の金正男氏がマレーシアで殺害された事件への関与も疑われています。

しかし、経済情勢は厳しく、2020年は国際社会からの経済制裁、水害、新型コロナの「三重苦」に直面しました。北朝鮮は2021年1月、第8回労働党大会を開き、金正恩氏は経済政策の失敗を認め「国民に面目ない」と謝罪し、価格や質の自由化に言及するなど市場経済導入を示唆しました。

自らは、父・金正日と同じ党総書記に就任。廃止していた党書記局を復活させるなど、父の「先軍政治」から党重視路線に転換しました。金総書記にとって、トランプ大統領の落選は大きなショックでしょう。トランプ大統領は金総書記を「私の友人」と呼び、「北朝鮮には偉大な潜在能力がある」などと持ち上げていました。

二人はシンガポール、ハノイ、板門店で三回会い、核問題で進展はなかったものの、友好を深めました。板門店会談はトランプ氏が大阪からツイッターで呼びかけたことから急遽実現し、米大統領として初めて北朝鮮領内に足を踏み入れました。

北朝鮮はトランプ大統領の要請に応じ、核実験、長距離ミサイル実験を封印しました。トランプ氏が選挙戦中にコロナに感染すると、金氏は「一日も早い全快を祈る」と見舞いの電報を送りました。北朝鮮はトランプ政権二期目に本格的な交渉に入り、制裁緩和や国交正常化を狙っていたはずですが、当てが外れました。

バイデン大統領は選挙戦で、金総書記を「悪党(thug)」と呼び、「北朝鮮が非核化の意思を示さない限り、首脳対話はしない」と冷淡でした。北朝鮮メディアも、バイデン氏を「執権欲に狂った老いぼれ」と批判していました。

前政権との間で進めた非核化交渉は振り出しに戻りそうです。金総書記は党大会で、アメリカを「最大の主敵」と呼び、核兵器の技術開発を進めると強調しました。北朝鮮が再び瀬戸際外交に着手し、米朝対立が再燃するかもしれません。

金正恩氏との板門店会談に向かうトランプ大統領が機内で側近に尋ねました。
「米国と北朝鮮の時差は何時間だ」
「百年と十三時間です」

米朝首脳会談の開催中、北朝鮮は隙を見てトランプ大統領を誘拐し、北朝鮮に拉致した。
その後、北朝鮮は米政府に身代金を要求した。
「百億ドル支払え。さもないと生かして返すぞ」

問、アメリカと北朝鮮の権力継承の違いは何か?
答、北朝鮮では、権力は祖父から孫へ移管される。

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