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2022年12月06日22:24

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秘密の森の、その向こう(Petite maman)

 「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。

大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。

本作が映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じ、「女の一生」のニナ・ミュリス、「サガン 悲しみよこんにちは」のマルゴ・アバスカルが共演。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。(映画.comより)





<2022年11月23日 劇場鑑賞>

 なんともかわいらしい映画。主演の少女たちのかわいらしいことったらありません。よく似ているなぁと思ったら、姉妹だったのですね!しかし、この映画のママは、よっぽど母親と仲良しだったのですね。悲しみマックスなのはわかるけど、家を出ていくって・・・。日本でこんなこと、許されるでしょうか。しかもパパも「いいことだと思う」って、受け入れてる。さすがフランス。日本の夫だったら「俺たちの食事はどうするんだ!」とか言いそう。

 で、おばあちゃんちの片づけ中にママがいなくなったのだけれど、そのあとはパパがひとりで整理してくれてます。小さなネリーは少しお手伝いはしますが、基本、近所を散策しています。そんな中、同じくらいの年齢の、同じくらいの背格好の少女と知り合うのです。あり得ないとは思ったけれど、ママと同じ名前。そして、家まで案内してもらうと、そこはおばあちゃんちだったのです。え?少し前、私が出てきたのも、おばあちゃんちだけれど・・・。同じ家が二つ?

 そうなんです。その世界では、おばあちゃんがママの年齢で、ママ(マリオン)がネリーと同じくらいの年齢で、おばあちゃんちも二つ存在するのです。でも、気の合う二人はそんな現状を受け入れ、うんと楽しみます。一緒に演劇をしてみたり(その内容が不倫とかもあって、めちゃリアルだったからウケた。やっぱり女の子ってオマセなのね)、パンケーキを作ったり。そして、ママが話していた「木のおうち」も一緒に作りました。

 でも、やがて家の整理も終わります。パパに「行くよ」と言われて、マリオンにさよならを告げるネリー。マリオンも、さよならを受け入れながら、なんとな〜くネリーが「あなたの娘なの」と言ったことも受け入れている感じです。子供の感性って、不思議だけども、素敵ですね。でも、私も子供の頃に、この二人のどちらかだったら、「そうかな」って感じるのかも、と思いました(しかしながら、現実には私の娘はいわゆる「ℤ世代」でデジタルネイティブ。パソコンどころかコンビニもなかった固定電話時代の子供の私とは、この映画のように、同じことをして遊べるとはとても思えません・笑)。でも、そんなへ理屈を抜きにすれば、上映時間も短いし、本当にかわいらしくて、ほっこりする映画でした。癒しが欲しい時におススメです。
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