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2022年11月28日05:05

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クリミア半島を併合した戦い

2014年のウクライナ危機は、ロシアの本格介入につながり、欧米諸国が対露制裁を発動するなど、国際関係を緊張させ、新冷戦を招きました。親ロシア派のヤヌコビッチ政権が親欧米のデモ隊の圧力で崩壊すると、プーチン大統領は素早く行動し、「ロシア固有の領土」とみなすクリミア半島を併合しました。

ウクライナ東部の親ロシア派住民をたきつけて、独立を宣言させたのです。この作戦は、軍事力だけでなく、情報戦、経済圧力、宣伝戦、親ロシア派住民の活用などハードパワーとソフトパワーを結合させたハイブリッド戦といわれ、欧米でロシアの脅威を高めました。

ロシアとウクライナはもともと同じスラブ系の民族で、「ウクライナは家族の一員であり、兄弟」(プーチン大統領)とされてきました。ところが、21世紀に入って、ウクライナではEUに接近したい親欧米派市民が増え、ロシア離れが進行しました。

プーチン政権はエネルギー資源に乏しいウクライナへの天然ガス供給を一時停止するなど、圧力をかけてきました。2014年のクリミア併合後は、ウクライナで反ロシア感情が高まり、すっかり絶縁状態です。

ロシア国内では、クリミアを奪還したことで民族愛国主義が高揚し、プーチン大統領の支持率は一時9割に達するなど、国全体がユーフォリア(陶酔)状態となりました。ただ、アネクドートの伝統があるロシアやウクライナでは、両国の激しい政治対立とは裏腹に、現実を小話で諦観する風刺精神が健在です。

30年前のソ連崩壊時、 15の新興独立国のなかでは、広大な穀倉地帯や東部の工業地帯、教育水準の高さなどを誇るウクライナの将来性が最も有望といわれました。しかし、汚職や腐敗、政治対立や改革の遅れから経済が低迷し、若者は海外に脱出するなど苦境が続いていました。

ウクライナの犬がロシアに亡命した。犬は仲間に亡命の理由を説明した。
「ウクライナは経済がひどくて、ろくなエサがなかった」
一週間後、犬はウクライナに戻ってきた。
「ロシアでは、自由に吠えられなかった」

違いは、ガス炭酸入りか、ガス抜きかだ。
ウクライナ人「ロシアの弟呼ばわりされるのは、もううんざりだ」
ロシア人 「それなら、妹でどうか」

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