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2022年11月22日04:54

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クリミア併合後のロシア

実はクリミア併合後、ロシアのアネクドート・サイトでは、ロシアがクリミアに続いて、かつてロシア領だった米アラスカ州の奪還に乗りだすといった物騒なネタが飛び交いました。クリミアとアラスカは微妙にリンクしており、帝政ロシアは十九世紀半ば、英仏両国とクリミア戦争を戦い、敗れたものの、クリミアは死守しました。

しかし、戦費の急増で財政赤字に陥ったロシア政府は1867年、アラスカを720万ドルでアメリカに売却してしまいました。アラスカがロシア領のままだったら、そこに核ミサイルを配備でき、米ソ冷戦の状態も変わっていたかもしれません。

アラスカ売却は「世紀の愚行」として教科書にも掲載されており、ロシア人の領土をめぐるトラウマになっています。ロシアが北方領土を経済協力と引き換えに渡さない心理的束縛になっているかもしれません。

「アイスクリーム」のジョークは、2014年のプーチン大統領恒例の国民対話でも取り上、「有名なジョークがある」とこれを紹介し、「アラスカをロシアに編入するシナリオはないのか」と質問しました。

大統領は「そのジョークは私も知っている」と述べたうえで、「なぜアラスカが必要なのか。 アラスカは十九世紀にアメリカに売却され、同時期にフランスもルイジアナをアメリカに売却した。720万ドルは安い価格だが、ロシアの70%は北方に位置する。アラスカは南にあるわけではなく大層寒い。この件はもう取り上げないようにしよう」とやんわり戒めていました。

アラスカ併合の可能性に言及するだけで、アメリカが猛反発することはプーチン大統領も十分心得ており、封印を求めたようです。逆に言えば、宗主国意識を持ち、格下のウクライナなら領土を奪っても構わないという歪んだ発想が垣間見えます。

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