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2022年06月22日14:20

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ハッチング 孵化(Pahanhautoja)

 長女が見つけた謎の卵の孵化をきっかけに起こる恐ろしい事件により、家族の真の姿が浮き彫りになっていく様を描いたフィンランド製ホラー。北欧フィンランドで家族と暮らす12歳の少女ティンヤ。完璧で幸せな家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすため、すべてを我慢し自分を抑えるようになった彼女は、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。ティンヤが家族には内緒で、自分のベッドで温め続けた卵は、やがて大きくなり、遂には孵化する。卵から生まれた「それ」は、幸福に見える家族の仮面を剥ぎ取っていく。監督は世界の映画祭で短編作品が高い評価を受け、今回が長編デビューとなる新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルム。(映画.comより)





<2022年6月19日 劇場鑑賞>

 こ、怖すぎる。予告編を見て、”理想の家族像”を発信することに命を懸けている美しい母親、とか、母親のために体操の大会優勝を目指すかわいい娘、とか、存在感の薄い父親、とかそういった”脆いもの”が一気に崩れる感じかな、いくら従順と言ってもやっぱり少女も自我に目覚めてゆく展開かな、くらいに思っていたのですが、なんのなんの。かなり怖いお話でした。

 まさかあんなにリアルな(?)クリーチャーが出て来るとは思わなかったし、それがあんな風に進化するなんて想像もしていなかった。怖かったけれど、素晴らしい発想だと思いました。何を書いてもネタバレになってしまうけれど、しかしなぁ。どこまでが現実・・・。つい理系な私は、理論で説明できないことは理解しづらく、感性で理解するほどの芸術性もないので、なんとなく腑に落ちない部分もあるのですが、なんといっても北欧発の映画ですから、「私たちの祖先はアザラシだった」というふうなことを「そっか」と理屈抜きで納得できる感性が必要なのかもしれません。

 しかしなぁ・・・自分が年輩なだけなのかもしれないけれど、SNSで理想の家族像(ひいては人生像)をみんなにひけらかして、そんなことが楽しいのかな。そんなものを真に受けて見ている人がどれだけいるのかな。本気で羨ましいと思っている人なんて、どれだけいるのかな。不思議な世界だねぇ。私には理解できません。まぁ本人が楽しければそれでいいのでしょうけど。逆に、SNSにあげなくても、子供に自分の理想をかなえさせようと必死こいている親は一定数いるだろうしね。そうは言いながら、自分だって子供にはどういう親に映っているのか、自信はないんですけど。

 ”理想の家族”のおうちは、とってもきれいでかわいかったです。あんなおうちに住めたら楽しいでしょうね。手入れが大変でしょうけど(笑)。
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