「私服」NGの理由は何なのか?制服を「着る当事者」たちから寄せられたごもっともな意見
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昔、スカートを履いた美少年(まだ二十歳になっていないでしょう)を受け持ったことがあります。頭がよく勤勉な、普通の人です。
ロングスカートでした。しかも、女性を意識させるようなものではなかったです。
それが、何のてらいもなく、カッコよかったです。
本人が言うには、トランスジェンダーでなければ、その服装はカッコいいからしているだけで、いかなる意味でも性とは無関係だということです。だから、彼はセーラー服や女子高のブレザーなどは着ませんでした。
以前、読んだルポルタージュに、
「男は若いころ、進学や就職などのために無理な禁欲をする。だから、その欲望の抑圧の象徴であるセーラー服に惹かれる」という記述があり、なるほど…と納得しました。セーラー服などの女子制服は、女だが、それに男が欲情してはいけないという訳です。だからこそ、一部の中年男がその禁忌に惹かれるという訳です。
女子制服は「女」というジェンダーが刻印されています。
これを、ジェンダーレスというのは、無理があります。
だから、この話は、当事者の立場に立つ前に、論理が破たんしています。
ジェンダーレスとは、女子でも男子でもないものでしょう。
それは、単一のものではありません。
両方が入っている人もいますし、
アセクシャルの人(性と無関係の人)もいます。相談を受けたことがあります。電車の中で痴漢されても「気持ち悪い」と思わない、木の棒がふれたような気がすると言っていました。ただ、それとは別に自分の権利が侵害された怒りは覚えるとも。もちろん、相談を受けたといっても、「アセクシャルで検索して、精神科に相談せよ」程度しか言えませんでした。彼女が精神科に行っても「治療」はできないでしょうが、もしかしたら、アセクシャルの人の団体などがあるかしれませんから、生き方のヒントは得られると思います。
少なくとも、今の、
学ランとセーラー服のどっちかを選べ
ではダメですし、
Xという本当の意味でのジェンダーレスの服ができるとは、考えにくいです。あり得るとしたら、ジージャンの上下のような、およそ、制服とは程遠いモノでしょう。
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