「シークレット・サンシャイン」「オアシス」で知られる名匠イ・チャンドンの8年ぶり監督作で、村上春樹が1983年に発表した短編小説「納屋を焼く」を原作に、物語を大胆にアレンジして描いたミステリードラマ。アルバイトで生計を立てる小説家志望の青年ジョンスは、幼なじみの女性ヘミと偶然再会し、彼女がアフリカ旅行へ行く間の飼い猫の世話を頼まれる。旅行から戻ったヘミは、アフリカで知り合ったという謎めいた金持ちの男ベンをジョンスに紹介する。ある日、ベンはヘミと一緒にジョンスの自宅を訪れ、「僕は時々ビニールハウスを燃やしています」という秘密を打ち明ける。そして、その日を境にヘミが忽然と姿を消してしまう。ヘミに強く惹かれていたジュンスは、必死で彼女の行方を捜すが……。「ベテラン」のユ・アインが主演を務め、ベンをテレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァン、ヘミをオーディションで選ばれた新人女優チョン・ジョンソがそれぞれ演じた。第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。(映画.comより)
<2021年3月6日 録画鑑賞>
<ネタバレあり>
148分もあるのに(もっと長く感じた)、わからなかった。主人公は普通の男の子だろうけれど(ただし、父親がすぐにキレる変人とか、母親は幼少の頃に蒸発とか言う設定はあった)、整形してきれいになった元同級生の女の子は気まますぎるし、不可解なことばっかり起きるし。彼女は、生き方を模索するためアフリカに行くとか言う割には、そこで何してるかわからん金持ち男と仲良くなって、一緒に帰って来たりするし。この金持ち男も遊び人で、でも金持ちだからおしゃれなマンションに住んでて、いい生活してて、でも「ビニールハウスを燃やすのが趣味です」とか言うのです。なにそれ。
主人公の男の子も、ビビる様子もなく、幼い自分が燃えるビニールハウスの前に佇んでる幻を見たりするから「え?この少年は主人公?金持ち男?でも主人公のはずだよね」って感じでした。で、女の子は突然いなくなるし、彼女が飼っているはずの猫は(そもそもこの猫をアフリカに行く間面倒見てて欲しいという依頼で、主人公は彼女のアパートに出入りするようになったのに)一度も映らないし、後半、金持ち男が突然猫飼ってて「え?同じ猫?」ってにおわせて、でも女の子のアパートの大家さんは「うち、猫禁止ですし、いなかったです」って言うし。
主人公は実家へもよく帰っているんだけれど、ぶらぶらしている割にはちゃんと食えてたり。女の子が「幼い頃、井戸に落ちた私を助けてくれた」って言うんだけど、主人公、そんなこと覚えてないし。女の子の家族は「井戸なんかないし」って言うけど、突然連絡してきた主人公の母親は(なんで突然連絡してくるのよ)「水はなかったけど井戸はあった」って言うし、もうわけわからん。
金持ち男が「2週間以内に(2週間後だったかも)近所で一つビニールハウスを燃やす」って言うから、主人公は近所をくまなくチェックするのに、わからない。そんな事件ないし。でも金持ち男は「燃やした。身近すぎて見落としてるんだ」って。私にはわからないけれど、いなくなった彼女が「死んだ(殺された)」ってことなのかも。知らんけど。
ラストは金持ち男があっさり主人公に刺されて死ぬし、まったくわからん映画だった。私は、元々村上ワールドは理解できない人で「海辺のカフカ」もすごく難儀して読んだ。それ以来、村上氏の作品に手を出してないしね。最初から無理があったかも。凡人の私は、主人公と金持ち男が同一人物か、あるいは全部主人公の幻覚かも、とか思いました。平凡なこと言ってすみません。やっぱ、無理だわ。
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