mixiユーザー(id:39816565)

2022年01月27日16:07

111 view

ブラックボックス 音声分析捜査(Boite noire)

 「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネ主演で、旅客機墜落事故の真相究明にあたる音声分析官が航空機業界の闇を暴くサスペンススリラー。ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落し、乗客乗務員316人全員が死亡。さらに、事故機のフライトレコーダー、通称「ブラックボックス」を開いた航空事故調査局の音声分析官ポロックが、謎の失踪を遂げる。ポロックから調査を引き継いだマチューは「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表。乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明したことで、マチューの分析は高く評価される。ポロックに代わる責任者としてさらなる調査を続けるマチューは、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞く。しかし、その音がブラックボックスに残された音と違う事実にマチューは愕然とする。監督は「パーフェクトマン 完全犯罪」のヤン・ゴズラン。(映画.comより)







<2022年1月23日 劇場鑑賞>

 この映画、あんまり知らなかったんだけど、珍し気な映画が田舎で上映されているから、見なきゃもったいないと思って鑑賞。よかった!!とても見ごたえのある映画でした。と同時に怖かった〜、本当に怖かった。

 表題のブラックボックスとは、新聞でもよく見る、航空機墜落事故があったときに、残骸と共に残されているはずの録音機です。これは義務付けられているはずで、何かあったときに再生できるようになっています。事故の原因を突き止めるためには、なくてはならないものだと思いますが、コックピットでのパイロットの軽口まで入っているので、「うっかりモノも言えないなぁ」なんて思ったりもします。

 さて、主人公は、プロの音声分析捜査官マチューです。人一倍いい耳を持ち、正確に、冷静に音声を分析してゆく姿はまさにプロ。演じるのは「イヴ、サンローラン」で主人公を演じたピエール・ニネ。かの映画では、今までどこにいたのかと思うほどの美青年でしたが、今回は細身の体に神経質そうな眼鏡、いかにも職業ヲタクっぽい雰囲気で、”優秀過ぎて一般世間では疎まれる”感じを体現していて白眉でした。

 ある時、完璧に安全なはずの最新型航空機が墜落、乗客・乗員全員が死亡してしまいます。回収されたブラックボックス。しかし、その気難しさも手伝ってか、優秀なはずのマチューは最初から外され、回収・分析の後、ベテランだった上司が行方不明に。普段から気ままな男だったとはいえ、このタイミングでこの長さの不在は明らかに普通ではありません。上司がいなくなったことで、新たに分析を始めるマチュー。一見解決の糸口が見えたかのようでしたが・・・。

 話は二転三転、本当に予想不能でした。それは私が素人だからかもしれませんが、率直な感想を書くと「そんなことがあるなんて・・・」。これで解決か、と思うたび否定する事実が現れ、よく見て考えながら鑑賞してないと、話についてゆけなくなります。ただ、素人ながら、どうかなと思うところもありました。例えば、失踪した上司のドライブレコーダーがそのまま残されていて簡単にマチューの手に入ったり、マチューのワイフの男友達が、ついポロッと失言したり。そんなご都合主義な展開もなきにしもあらずだとは思いますが、それでもラストにかけては、怒涛・衝撃の展開でした。あ〜ドキドキした!内容は全然違うのですが、真剣に耳を使っている姿に「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」を思い出したりもしました。

 上映時間は宣伝も入れて2時間20分。それでも、2時間50分の「ハウス・オブ・グッチ」とぶっ続けで見た私でも、疲労感を感じないほど見ごたえのある映画でした。おススメです。
4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年01月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記