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2021年11月15日18:26

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侍の翼・・・

 少し前ですが、「侍の翼」と言う時代小説を読みました。
 作者は好村兼一さんですが、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
 以前、「行くのか武蔵」と「いのち買うてくれ」を読んで、
 良い作家だと思って調べた事があります。

 好村兼一さんは、1949年の東京生まれですが、
 現在はフランスにお住まいのようです。
 何冊か本を著していますが、本業は剣道家のようです。
 1970年東京大学教養学科国際関係論三学年在学中の20歳の時に、
 全日本剣道連盟派遣学生指導員としてフランスに渡り、
 以降大学を中退してパリに住んでいるとの事です。
 剣道の段位は教士八段だそうですが、
 合格率1%の剣道八段審査に海外在住者として初めて合格し、
 剣道指導のかたわら、40代半ばから時代小説を書き始めたとの事で、
 そのデビュー作が「侍の翼」です。
 以前から読んでみたいと思っていましたが、先日図書館で見付けて借りて来ました。

 「侍の翼」の主人公は、唐津藩の侍だった人物です。
 島原の乱に参戦しますが、主家の改易によって浪人となり、
 江戸で零落した生活を送る中、妻を労咳で失います。
 失意の中で死に場所を探し、偶然知り合った丸橋忠弥から、
 由井正雪の反乱に加担しようと勧められますが、
 庶民の生活を顧みない首謀者に失望し、密告してしまいます。
 その後ふとした善行によって巨額の金子を手に入れ、
 若い女性との生活を始めますが、
 最後は意外な結末で終わります。
 天草四郎、丸橋忠弥、幡随院長兵衛などの
 多くの登場人物との関わりが描かれています。
 特に、天草の乱の合戦の描写が、
 実際の戦闘は、このようなものだろうと思わせる臨場感がありました。
 波瀾万丈の物語が簡潔にまとめられていて良い作品だと思います。

 好村さんは、それほど多作ではないようです。
 他の作品も読んでみたいと思います。

 今日、元早稲田大学ラグビー部の元監督の日比野弘さんが
 亡くなったとのニュースがありました。
 86歳だったとの事です。
 僕が在学中のラグビー部の監督でした。
 その後全日本の監督もなさいましたので、ラグビー界で功績を残された方です。
 11月23日に、早慶戦があり、テレビでも中継があると思います。
 追悼の場面があるかも知れません。


【今日の一句】
 姑を デイに見送り 羽が生え


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