医師のなかにも、冷静に考えてワクチンは打つべきではないと考えている人が少なからずいます。同志の中にもいます。にもかかわらず、医学界は若い世代や小児、さらには妊婦まで含め、すべての人がワクチン接種をすべきだという方向に流されています。医師の中でワクチンを打たないほうがいいと思っている人は、少数派だと思います。
その根源は現代医療の歪んだ実態にあります。医師のもとに入ってくる情報は、ほぼすべて製薬企業経由なのです。医師の多くは、大学病院や基幹病院でトレーニングを受けてから地域医療に進んでいくわけが、大学病院は寄附金や研究協力費など、製薬企業から莫大なお金を受け取っています。どうしてもその企業が製造、販売する薬を使うようになる。
卒後研修のため学術集会に行けば、そこで講演を担当する有名医師は、ほぼ例外なく講演料やコンサルティング料など製薬企業のスポンサーシップを受けています。そのため有名医師の話は鵜呑みにできないのです。では、原著論文を読めば真実がわかるかというと、それもそうではありません。
なぜなら論文はすべて英文で書かれており、難しい統計学が使われているし、さらにその数も半端ではありません。もっと深刻なのは、製薬企業がスポンサーになっている臨床研究が圧倒的に多く、製薬企業への付度からくる偏りが非常に大きいことです。
コロナワクチンの話ではありませんが、あらゆる医療行為が再評価されるようになり、その結果を報じた膨大な数の論文が日々、発表されています。論文の結論を読んでいくと、同じ医療でありながら「すごく有効だった」と報告している論文と、「プラセボ群と比べて違いがなかった」としている論文にわかれていることが多いのです。
ある研究者が、「すごく有効だった」と結論している論文の研究費を調べたところ、製薬企業や医療機器メーカーがスポンサーになっている場合が圧倒的に多かったそうです。世界中の医師たちが巨大ビジネスの戦略に呑み込まれ、真実を知りえなくなっているのです。こんな具合に背景がすごく複雑ですから、簡単に是正することはできないと言います。
コロナで亡くなった人が年代別にどれだけいるのか、ワクチン接種後に亡くなった人は何人なのか。そういった利益と損失を天秤にかけるのに必要な情報は、だれでも探せる世の中ですから、医師なら当然知っていてしかるべきだと思うのです。
にもかかわらず、岡田先生がいったような医療界の事情はあるにせよ、なぜ多くの医師がワクチン推進に傾いてしまうのか疑問です。岡田先生のもとには動画やホームページを見た人たちから、日々多くのメールが届いていると言います。ものすごく勉強をしておられて、むしろ岡田先生のほうが学ばせていただいているくらいのものもあると言います。
しかし、それほどまでの意識をお持ちの方はまれです。医師たちのほうも、製薬企業からの情報に振り回されている人が圧倒的に多いと感じます。現代医療が、あまりにも細分化されてしまい、自分の専門分野以外のことがわからなくなっているという背景も作用しているかもしれません。
われわれ一般人としては、過激な情報に振り回されることなく、信頼のおける統計データや、論文になっている情報を一つひとつあたっていくしかないということです。研究者でない方々には難しいです。いろんなデータを見て学びましょう、というのはちょっと無理かもしれません。信頼できる研究者の書いた本を読んでいただきたいと思っています。「大丈夫か、新型ワクチン」医学博士・岡田正彦著書参考
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