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2021年09月21日16:11

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レミニセンス(Reminiscence)

 ヒュー・ジャックマンが記憶に潜入するエージェントに扮したSFサスペンス大作。「インターステラー」「ダークナイト」などクリストファー・ノーラン作品で脚本を担当してきた、クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作を手がけ、ジョナサンの妻でテレビシリーズ「ウエストワールド」のクリエイターとして知られるリサ・ジョイがメガホンをとった。多くの都市が水没して水に覆われた世界。記憶に潜入し、その記憶を時空間映像として再現する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニックに、検察からある仕事が舞い込む。それは、瀕死の状態で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的をつかむというものだった。男の記憶から映し出された、事件の鍵を握るメイという名の女性を追うことになったニックは、次々とレミニセンスを繰り返していく。しかし、膨大な記憶と映像に翻弄され、やがて予測もしなかった陰謀に巻き込まれていく。「グレイテスト・ショーマン」でもジャックマンと共演したレベッカ・ファーガソン、「ウエストワールド」のタンディ・ニュートンらが脇を固める。(映画.comより)







<2021年9月18日 劇場鑑賞>

 記憶をたどるためにヒュー様が水に入る予告を見て「マイノリティ・リポート」を想起した人は多いはず。正確には、あれは記憶をたどるのではなくて、予知能力だったけれど、やっぱり”記憶は水に宿る”のかなぁ、なんて思ったりしました。

 しかしながら、ヒュー様とタンディ・ニュートン、近未来の技術(記憶を映像ごと鮮やかに蘇らせることができる)を擁しながら、個人的には凡作だったと思います。話のコアは、メロメロのラブロマンス。いくらヒュー様がハンサムだからって、酸いも甘いもわかっている年齢で、あんな恋の落ち方はないわ。記憶を蘇らせるといっても、それが仕事なんだからプロのはず。ちょっときれいな女性が来たからって、あれでは三日に一回くらい恋に落ちてしまってるんじゃないでしょうか(笑)。女性の年齢が若すぎないところはgoodだったと思うけど、ふとももまでスリットの入った魅惑のぴったりドレスの女性が時間外に来て、特別に見てあげたところでイヤリングを忘れて帰るって・・・。あのさ〜。

 もちろん、多少話はヒネってあります。結局どういうことなんだ、というサスペンス調には仕上がってるし、どこまでが本当の記憶で、どこから騙されているのか、謎解き要素だってあります。でも、コアはメロドラマです。私個人は、いくつになっても恋するべきだと思っているし、恋に年齢は関係ないと思いたい。でも、恋する姿が浅すぎる。

 ちょっと驚いたところでは、アジアのスター、ダニエル・ウーが出てました。若い頃、彼の映画も随分見ました。「美少年の恋」とか、宮沢りえと共演してるのとか。でも、一番鮮烈に記憶しているのは「新宿インシデント」ですね。あれは主演のジャッキー・チェンや竹中直人も名演でしたが、ダニエルもすごくよかったです。鬼気迫る演技もよかったですが、まだおとなしい頃の「すみません」と(お風呂屋で)流暢に言った日本語が忘れられません。

 そうそう、人と一緒にピアノが水中に落ちてゆくシーンがあって「ピアノレッスン」みたいでした。タンディ・ニュートンも、デビット・シューリスと共演した映画でピアノを2階からワイヤーで降ろすシーンがあったなぁ、とかいろいろ想起した映画ではありました。でも、あんなに簡単に過去の懐かしい映像に帰れたら、自分だったら取り憑かれてしまうというか、そこにばかりすがってしまうようになるのではないか、とかいろいろ考えると怖いと思いました。今のままでいいです(笑)。
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