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2021年07月25日13:28

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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(Amazing Grace)

 「ソウルの女王」アレサ・フランクリンのライブを、「愛と哀しみの果て」のオスカー監督シドニー・ポラックが撮影したドキュメンタリー。1972年1月13、14日の2日間、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でおこなわれたライブを収録した、アレサ・フランクリンのアルバム「AMAZING GRACE」。そのライブの模様をポラック監督がドキュメンタリー映画として撮影した。その後、映像と音声がシンクロできない技術的トラブルに見舞われて未完となっていたが、その素材をもとに半世紀近い時間を経て完成し、公開に至った。(映画.comより)







<2021年7月18日 劇場鑑賞>

 なんか変わったものがやってるな〜と思って鑑賞しました。音楽に疎いので、アレサのことは知らなかったのですが、予告で見た歌唱力、きっと感動するんだろうなぁ、と思っていました。

 確かにすごい声量、のびやかな声。素晴らしい歌唱力なんだろうなぁと思いました。ただ、声量がありすぎて、すべてが精一杯な感じ。タイトルにもなっている「アメイジンググレイス」なんかは、元来穏やかで優しい歌だと思う(その由来は厳しい歴史だとしても)のに、本来の音律がわからないくらい「叫んで」いるんです。歌が上手いのはわかっているのだから、そんなにどの歌も精一杯に叫ばなくても、と思いました。彼らには普通なのかもしれませんが。

 ただ、基本的に教会でのコンサートを映していて、すべて讃美歌(あるいは主を称える歌)なんですね。だから無神論者の私にはちっともわからなかったのですが、皆がとっても幸せそうだったのが印象的でした。ピアノを弾くおじさんも、つい踊り出してしまう女性たち(子供も含む)も、もちろん歌っているアレサも、本当に”主の歌”を歌うことが至上の幸せ、みたいな表情になってました。やっぱり何かを心から信じるってことは、こんなに人生を豊かにするのだなぁ、とそんなところで感心した私でした。しかも、みんなうまいんです。老若男女混合のコーラス隊も素晴らしかったし、アレサのお父さんも、見るからに人格者っぽかった。ピアノも。アレサも弾いてたし、司会者の太っちょおじさんも、とっても上手でびっくりしました。市井の人たちって、こんなにすごいんだな〜なんて思った私です。

 私の一つ空けて隣に座っていた女性は、身を乗り出して鑑賞していて、終了後は劇場スタッフに「ありがとう」とか言ってました。「感動しました」って言ってたかもしれません。そんな稀な光景にも出会えた映画だったのでした。


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