モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという3人のオスカー俳優が、平穏な余生を取り戻すために銀行強盗を企てる老人3人組を演じた犯罪コメディ。ウィリー、ジョー、アルの3人は平和な老後生活を送っていたが、40年以上勤めていた会社の合併によって大きく変わってしまう。突然の年金打ち切りで会社から見放され、銀行からも冷たくあしらわれてしまった彼らは、今までの生活を取り戻し、家族と幸せに暮らすため、まさかの銀行強盗という命がけの大勝負を決意する。体の不調が気になる実直な男ウィリー役をフリーマン、冷静沈着な知能派ジョー役をケイン、心配症で気難しいアル役をアーキンがそれぞれ演じる。「ビバリーヒルズ・コップ」「ミッドナイト・ラン」などで知られるマーティン・ブレスト監督のデビュー作「お達者コメディ シルバー・ギャング」(1979)を、「WISH I WAS HERE 僕らのいる場所」のザック・ブラフがリメイクした。(映画.comより)
<2018年6月18日鑑賞>
この頃、年配の人たちが活躍する映画が立て続けに来ましたね。この映画の日本公開は2017年ですが、同じアラン・アーキンが出演した「ミッドナイト・ガイズ」が2015年、マイケル・ダグラスやモーガン・フリーマンが出演した「ラストベガス」が2014年、「100歳の華麗なる冒険(スウェーデン映画)」も2014年(いずれも日本公開年)でしたからね、スタローンの「バレット」(こちらは少し前だが)でも、若くて屈強なジェイソン・モモアが小柄なスタローンにやられるのを見て、「スタローンやシュワちゃん並みのアクションスターって、もう出ないのね」とつくづく後継の難しさを感じていただけに、「最近の年輩者の勢いって、すごいよな」と思うばかりでした。時代背景の違いもあるでしょうし、価値観の違いもあるでしょうから、アクションスターを目指す若者たちが減ったわけではないだろうと思いながらも、それだけ年配者が増えたことによるニーズっていうのもあるのだろうな、とも思ってました。「おうよ!俺たちだってまだまだよ」という社会のニーズ。またそれだけ俳優さんたちにも力というか、魅力もある。またこの映画でいうと、理不尽なことに対する義憤というのも共感を呼ぶ設定。真面目に害なく生きてきた人間をなんだと思ってるんだ!ってね。
ということで「ジーサンズ」。この邦題、絶妙ですね。うまいと思います。上にある通りの理由で銀行強盗をたくらむジーサンズ。でも、実際はゆるゆるなのです。現実にはこういうことはあり得ないでしょうが、年寄りならではのゆるさで、なぜか物事は前に進んでゆく。人々が、相手が年寄りだったら油断するってこともあるでしょう。少し前のイーストウッド御大の「運び屋」でも、捜査官は、目の前にいる年寄りをハナから”いい人”と油断して話しかけてましたものね。でもそれ、わかる気がします。また、「年寄りは敬うものだ」というキー人物も出てきますしね。
知り合いに強盗稼業の奴がいて”教えを請える”など、現実の一般人にはあり得ないことも多々あるけれど、短くまとめられたハッピーエンド・ムービー、なんとなく心がほっこりする仕上がりで、よい映画でした。
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