mixiユーザー(id:8729247)

2021年01月27日08:31

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たぶんなんだけどね

こどもにプロポフォール使用してた医者って
たぶん日本全国に、たくさんじゃないけどいると思うのね。
薬使用方法に「禁忌」って書いてあっても
「実際にはこの方法でも大丈夫」っていう流れ。
こういうのって何度も経験あるし(!)聞いたこともある。

一番古いのは陣痛誘発剤とか子宮収縮抑制剤かな。
ああいうのって多く入りすぎると事故起きるし少ないと効果がない。
だから「ポンプ」で注入量を調節して使用するんだけどね、
ワシが研修医やった某国立病院じゃ普通の点滴でやってたよ。
一番上の医者は「昔からそれで問題ないから」っていう理由でやってた。
少し上の先生は「せめて微量点滴(調節がある程度できる)を使いなさい」と教えてくれた。
でも、ワシは一番下っ端だったので「微量点滴で」って言っても
「今病棟に在庫がない(倉庫まで行けばある)」という理由で普通点滴にされたことある。
ワシが在職中には事故なかったけど、
研修終えて大学に帰ったら点滴置き場に山のようにポンプあるのを見て
「ああやっぱりあっちが変だったんだな」と思った。
それから人工妊娠中絶とか流産処置の子宮内容除去のとき、
今もうやってないから薬剤名は忘れたけど、二種類の薬の組合わせを
麻酔科の助教授やってた先生(奥さんは開業産婦人科医)から教わってね。
確かにそれまで使ってた薬より効果が早いし沈静や鎮痛がよかった。
別方面から「あそこはこの方法で中絶やりまくってすごく儲けている」とか
ワルクチも聞いたけど、ワシは患者のためになると思ったよ。
でも、ワシが中絶を手掛けなくなったころに、この方法は実は
「薬の使用方法にそもそも禁忌と書いてある方法」だと知った。
麻酔科の医者に教わったのに、そういうことがあるんだねぇ。
まあ、産婦人科医が誘発剤をテキトーに使っていたのと同じだけどね。

経験は尊い。
でも経験だけじゃダメなことがある。
特に、使用説明みたいなものに書かれていることは
薬の開発段階でわかったことで、起きたら困る重大事象に基づいている。
たまたま数人の患者さんで何も起きなかったからって、やっていいことじゃない。

そんな基本的なこと、無視するほうがどうかしてる。
でも、病院が予算の関係でという理由で輸液ポンプを十分な数買ってくれなかったら
じゃあどうするの、っていうことだよね。
ポンプないから誘発分娩できません、ポンプないから早産治療できません。
そんなこと言える時代じゃなかった。
テキトーにごまかして収益を上げる医者が、病院にとってはいい医者だった。
だから外来で議員さんとか地域の有名人はすごく早く入院予約がとれて
部屋も当然特別室で、扱いも全く別だった。

それが「当然」じゃなくなって、本当によかったよ。
ワシの時代ならこのプロポフォール事件だって
「他のお子さんではなんともない、あなたの子が特殊」って言い張られてた可能性あり。
その一方では「なんでプロポフォール使わないの?」と聞かれて「禁忌だから」って言えば
「そんなバカ正直じゃ医者なんかやっていけないよ」と言われたはず。

そんな時代じゃなくなって、本当によかったよ。

■医師は二転三転「逃げ回っているよう」 2歳児失った父
(朝日新聞デジタル - 01月26日 23:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6390812
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