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2021年01月19日16:39

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ヤング・アダルト・ニューヨーク(While We're Young)

  「イカとクジラ」「フランシス・ハ」のノア・バームバック監督が、ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、世代の異なる2組のカップルの交流と友情を描いたハートフルコメディ。8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督のジョシュと、妻のコーネリア。40代になり、人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、ジェイミーとダービーという20代のカップルと知り合う。時代に乗り遅れたくないとSNSに縛られる日々を送る自分たちに比べ、自由でクリエイティブに生き、レトロなカルチャーを愛する若い2人に刺激を受けたジョシュとコーネリアは、再び活力を取り戻していくが……。ミドルエイジの夫婦を演じるベン・スティラー&ナオミ・ワッツと、20代のカップルを演じるアダム・ドライバー&アマンダ・セイフライドが共演。(映画.comより)





<2018年6月8日鑑賞>

 「イカとクジラ」見たなぁ。随分昔だけど。奇異な(?)映画だったけれど、おもしろかった印象。あと、ベン・スティラーは昔から結構好き。「リアリティ・バイツ」でハッとするほど目に留まり(演技も監督も)、その後はスティーヴ・カレルとちょっとかぶりながらも(あくまで個人的な主観で)、その才能には一目置いてきました。今回監督は違う人ですが、若さにしがみつきたい中年の悲哀をうまく表現していてさすがだと思いました。

 そして、若いほうのカップルを演じる人たちもうまい!特にアダム・ドライバー。結果はどうあれ、今の人たちって私が若い頃よりもずっと物事を理解してると思う。だから、そばにいても「賢いなぁ」って思うことも多い。そんな感じの控えめな若者を飄々と演じて鋭い。どの人もさすがだよなぁ。

 主人公のベン以上の年齢の人は、このミドルクライシスは心に痛いんじゃないかな。男女を問わず、誰しもが通る道(女性のほうがかなり早いとは思うが)。きちんと自覚しているつもりでも、物事はいつも「自分が望まないことは予想以上に起き、望むことは控えめにしか起きない」のであって、どこかで諦めないと”イタいだけのアホ大人”になってしまう。

 で、ベンは過去に成功したドキュメンタリー監督。しかも妻は大監督の娘。でも、ここ8年は新作を発表できてない状態。アートスクールの講師をやってはいるけれど、ジレンマだな。ここまではよくある設定。ここに登場する若者が、アダム・ドライバーで、ここからの話が斬新だと思う。後から来た若者が才能を発揮し、先輩を追い抜くという単純な話ではなく、もっと素直で賢いのだ。若者文化に置いてゆかれまいとSNSなんかを必死に使いこなそうとする、中年にさしかかった男と、古き良き文化に憧れる若者との対比がおもしろかったですね。ちょっとウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」みたいな。個人的にはオチがどうかな、と思ったけれど、楽しめた映画でした。


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