今、NHKのニュースでとんでもないことをきいた。
不育症、つまり妊娠しても子が死んでしまって生まれてこない疾患だが、
この疾患の原因をきちんと調べると子が得られる可能性が高いけど、
検査に対する助成金をだしている自治体が少ない…とかなんとか。
あのさー。
不育症は不妊症よりもっとやっかいなのよ。
不育症はね
25%は原因不明。
41%は胎児自身の染色体異常。
で全体の66%、つまり半分以上。
これは全く戦えません。
そして残りの原因だと「抗リン脂質症候群」ってのが多めだけど、
これだって「これ!」という薬はない。
アスピリンを妊娠初期から継続で使うと効果ある場合もあるけど、
これも3割くらいの患者さんでは効果なし。
だからね。
不育症は原因さえわかれば子が持てる、ような簡単な疾患概念ではないの。
不妊症のほうがよほど簡単だよ。
でも、まあ、全不妊症患者で最終的に妊娠できるのは平均すると3割なので、
70%近くが「手のつけようがない」不育症と似たりよったりだと考えれば、
「不妊症に保険適応するなら不育症にも金出そう」と思うのは当然かもね。
でもそのお金って、われわれの税金なんですけど?
原因わかっても闘う方法がない病気がわかるのって、無駄なんじゃないの?
それともアレか?
闘う方法がないから妊娠はあきらめてね、って不妊治療を繰り返す患者を
減らすのに使うのかな?
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