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2020年05月29日15:58

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野性の呼び声(The Call of the Wild)

 ハリソン・フォードが主演を務め、アメリカの文豪ジャック・ロンドンが1903年に発表し、過去にも映画化されたことのある名作冒険小説を新たに映画化。地上最後の秘境アラスカで地図にない土地を目指し、ひとり旅する男ソーントンが、犬ぞりの先導犬としてアラスカにやってきた犬のバックと出会う。やがてソーントンとバックの間には友情が生まれ、かけがえのない相棒となっていく。「スター・ウォーズ」シリーズなどで数々のカリスマ的ヒーローを演じてきたフォードが、主人公ソーントンに扮した。監督は「リロ&スティッチ」「ヒックとドラゴン」といったアニメーション映画で言葉の壁を越えた友情を描いてきたクリス・サンダース。(映画.comより)







 旧作は見てません。元々犬派なのと、チビ息子と見れそうな題材だったのでお出かけしました。そういう点では、吹き替え上映がなかったのが少し不満です。都会ではあったのかしら。初老の冒険家ハリソンは、これがあのハリソン・フォードかと思うほどの渋み。カッコいい!でも、この映画の主人公は完全に犬のバックです。またそうあるようにバックを立てているところも、ハリソン、大スターの風格です。

 元々裕福なおうちの飼い犬だったいたずら好きのワンちゃんは、体格が立派だったこともあり、人さらいならぬ犬さらいに遭い、売り飛ばされてしまいます。はるか遠くアラスカまでたどり着いたワンちゃんは、一瞬ハリソン爺と遭遇するのですが、その時は縁がなく、オマール・シーとカレン・ギランの”アラスカ郵便隊”にスカウトされます。バックと言う名はそこでつけられたのだったかな。あるいはアラスカに着いた時点だったかな。ともかく、最初は違うかったような気がします。で、大柄なバックは目覚ましい働きを見せた上、犬同士の地位争いなどにも勝利して仲間の信頼も勝ち取り、郵便隊を率いていきます。その賢さゆえ、野生のオオカミにも一目置かれ、最果ての地に記録的速さで郵便を届ける、という神業もやってのけるのですが、時代の波には逆らえません。もっと便利な通信ツールに取って代わられた郵便隊は廃止。オマール共々職を失うのです。

 そこで彼をもらい受けたのがハリソン。元々目を付けていたこともあり、彼と一緒に冒険の旅へと出かけます。ハリソンも、一筋縄ではいかない人生を送ってきた模様。賢いバックは、時に彼を慰め、時には叱咤しながら人生を共に歩んでゆくのです。

 娯楽としては、とてもよくできた映画。画面もきれい。ただ、個人的には、バックの擬人化が過ぎるかな、と思いました。自分の人生の顛末を聞かせるハリソンに対する反応が、普通の大人の人みたいでちょっとしらけました。話も、バックの恋愛譚も織り込んで、きれいにまとまり過ぎてる。色んなことを2時間弱の映画にきれいに盛り込んで、無難な話に。ファミリー映画なんだから当たり前なんだろうけれど。ヒネててすみません。

 きれいに仕上がってると思ったら、バックの元(?)はシルク・ド・ソレイユのメンバーなんですってね。パフォーマンスがすごいわけだ。それにしても、通算6度目の映画化って、すごすぎるよね!

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