やっぱり原子力規制委員会は信用ならん。
これでは原子力の安全が守れるとはまったく思えない。
電力事業者が間抜けであることも認めざるを得ないが、本質はもっと他にある。
権限だけもっている連中が好き勝手に「世界一」だと自慢し、上意下達の帝国陸海軍とまったく同じように「やれ!」と言っているだけなのだ。
無理とわかっている命令を押し付けているだけで目標が達成できるわけがどこにあるのか。
かつてそれで失敗した例はたくさんある。
・世界一の戦艦があるから負けない<航空戦力に負けました
・世界一の航空エンジンだ<製造がまともにできませんでした
・日本の半導体メモリは世界一!<64Kまでだったな・・・
・日本の総合電機メーカーを結集すれば勝てる<ジャパンディスプレイ
・日本の鉄道は世界一安全!<福知山線事故
(まだまだいくらでもある)
それらの反省と、それらの実例から何も学ばずに「世界一の厳しい規制だから安全です」と言いながら何の責任も負わないのが「日本の原子力規制委員会」である。
現在の規制に「穴」があって事故がおきても、規制委員会が責任を問われることはない。枝野官房長官がやったように、事業者に責任を押し付ければいいだけだ。本当にそれで安全になるとでも思っているのか?
なにしろ「原子力ムラはダメだ」というこじつけで「専門家を排除した」委員会を作って権限だけ与えたのが民主党政権である。当時の法・規則に縛られたままの日本の原子力において「安全」を担っているのは「事業者」である。
福島第一事故では稼働しておらず、核燃料さえ装填されていなかった4号炉が「世界最悪の危険」と言われるまでの事故を起こしている。これだけ見ても「止めれば安全」というのは幻想にすぎないのは明白である。
当時の経済産業省・原子力安全・保安院がOKを出したはずの施設(非常用発電施設・燃料タンク)が津波で使えなかったことも大きな教訓だが、電源喪失に対する基本的な対策も、現在の規制委員会はまともに示せていない。
「廃炉にしろ」と言われても東海発電所や福島第一の現場で何がおきているかを見ずに言っているとしか思えない。
危険なのは「物理的には核燃料」だが、実務的には「問題を見ない・理解しない連中」だ。そこには規制委員も政治家も推進派も反対派も含まれている。
安全を考えるなら、危険をしっかり見据えて、問題をひとつづつ解決し、除去し、あらゆる事態を想定し、知識と経験を備え、責任を負ったものが考え、対策を実施し、検証し、継続していくしかない。
今回はテロ対策といっているが、そんな施設(ビルとその中身、原発側の改修などなど)を用意するには土地取得、地元の了解(原子力関連施設をほいほい受け入れる自治体はあるかな?)、施設の設計、設置申請、各種許認可、資材や人材の確保、予算立てなどなど、これまでに「実施例のほとんどない施設の設置」で「テロ対策の専門家」もいない状態で5年間は厳しい(厳しいほどいいと思いこんでいる委員会だしな)。
本当に「安全」を求めるなら、現実的な目標、実施計画を立案でき、事業者を指導し(慣れあってはいけない)、国民に説明ができ、自分たちの判断に責任を負える「まともな原子力監督機関」を設置しなければならないのだが・・・
現在の政府も「事業者が責任を負う」のならそれでいい、と考えているフシがある(もちろん法や規則に縛られているのも現実)ので、改善は期待できそうにない。
何度でも言う。
「安全」がほしいなら、廃炉にしろ、停止しろ、としか言わないのはお門違いである。
推進しろという無責任はもっと悪い。
日本はこれまでの「失敗の繰り返し」から本当に脱却できるのだろうか。
規制委員長、電力各社を批判
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5595266
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