〜ロシアの自然食品輸入販売に奔走するビクトリアさん〜
ウクライナ東部のドネツィクは経済や工業、科学の中心で、炭鉱と製鉄業の盛んな地域であった。しかし、2014年以降ロシアに支援されたドネツィク人民共和国の支配下にあり、市内の大半地域はウクライナ政府の管轄が及んでいない危険な紛争地帯となっている。そのドネツィクで母ライサと父ビクトルとの間に誕生したビクトリアさんは経済大学で経済や こぼれる笑顔のビクトリアさん
会計学を学び、モデルとして来日、日本人男性と結婚し、娘リーナさんが誕生した。そして、日本の生活にも慣れ、モデル派遣の会社を立ち上げ、一時は登録者2000人を越すほどに成長させ、ユニクロ、ホンダなど一流企業の広告宣伝にも参加するなどして3年ほど隆盛を極めた。しかし、超多忙な毎日と様々な人間関係の煩雑さに嫌気がさしてしまい、モデル派遣の会社を閉じた。
そして、ウクライナからの食品輸入販売に転じ、チョコレート、シュガーフリーチョコレートなどの輸入販売を始め、とても好調に推移していた。
その頃2011年3月の東北大震災に遭遇し、その悲報を聞き故郷の戦禍を思い出して涙が止まらず、急遽救援物資として輸入したばかりのチョコレートやお菓子をコンテナー1本分被災地の子供たちに急送しプレゼントした。そして、不足する放射能測定のガイガー計測器を全額前金を負担してベラルーシアから大量に緊急輸入して販売し、感謝された。
そして、伊藤忠商事との事業提携が進み、本格的なチョコレートなどの大量輸入開始直前の2011年秋頃からドネツィク周辺は紛争が激化し、工場なども稼働不可能となってしまい、ビジネスは頓挫した。
しかし、彼女はそう言った度重なる困難にもめげず、急遽ロシア製食品輸入販売にビジネスを切り替え、現在キノコや魚の缶詰め、ピクルス、チョコレート、ソーセージなどの工場からの直接輸入販売を開始し、主としてYahoo,Amazonなどのインターネットで販売しており、健康に良く味も改良された自然食品ばかりのロシア製品は人気を博しており、近々直営店舗を各地に開店したいと大きな夢を抱き、兄弟国のウクライナとロシアが一日も早く友好関係を取り戻し、故郷の味を日本で広めてゆきたいとビクトリアさんはこぼれる笑顔で抱負を語っている。
「ヴィクトリアショップ」
URL viktoriashop.jp
(関西日露交流史研究センター 代表 岩佐毅)
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