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2019年02月05日21:45

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『男はつらいよ』は、恐るべき名画です。

なぜ、『男はつらいよ』が素晴らしいか。

私は、その手段や材質でしかできないものが、最高のものだと思います。

たとえば魚。
穴子の白焼き(ウナギもありますが…)、アンコウのどぶ鍋、いさざの踊り食い、蝦蛄の漬け込み…は、他で出来ないことはありませんが、それぞれ唯一といっていい食べ方です。
そういうものは、うまい。
しかも、穴子なら天婦羅にするより、穴子らしさがでます。

同様に映画も、
言葉ではなく、映像の連鎖という、映画でしかできないことが映画の真骨頂です。

『男はつらいよ』は、マドンナという役柄があり、古くは、京マチ子、若尾文子、吉永小百合から、かたせ梨乃に至るまで(満男のマドンナとしては、後藤久美子や牧瀬里穂まで)、当代の人気アイドルが、出演します。

すれ違いの恋を演じますが。
いしだあゆみのバージョンは、すごかった。
寅次郎といしだあゆみが、夜、民家にいる。坐っている普段着のいしだあゆみは、立ち、所在なさげな声で「寅さん?」と呼ぶ。寅次郎は暗い物陰からチラッと見て、沈黙する。

これは、スゴい。
凄まじい。
男女の過ちは、こういうシーンで起こります。

ミスコン出場者が水着で歩くシーンではなく、
こういう、意味付け不能な、日常です。「寅さん?」の意味が分からないだけに、迫真のシーンでした。
ここで寅次郎が「好きだ〜」といって攻勢に転じたら、二人はすれ違わなかったでしょう。

描かれている話ではなく、
映画
としてみること。

それを教わった映画は、小津安二郎と山田洋二。
ちなみに黒澤明は、ストーリーやメッセージなど他にも長所があり、このメッセージはダイレクトに伝わりません、大好きであり、高く評価しますが。

■『男はつらいよ』が嫌い、という投稿が話題に 「性格に難ありの自称テキ屋がやりたい放題やっているだけ」
(キャリコネ - 02月02日 08:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5481767
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