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2019年01月04日18:19

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著作権延長。まさしくTPPの金権体質です。

著作権や特許は、昔は世のため人のためのものでした。

エジソンの白熱電球などの衝撃的な技術革新に金銭的な利益を与え、発明を奨励したのは、歴史的な意義がありました。

今のような複雑な世の中になると、発明や革新には、背景のインフラの問題がまとわりつきます。
本庶さんのオブシーボが、日清食品の安藤百福さんのように、自宅の庭に建った掘立小屋から生まれるはずはありません。

実は、書物も同じです。
たとえば、澁澤龍彦、加藤郁也などの、ネクロフェリア的な濃い市場のニューマが作られたからこそ、稲垣足穂や椿實が再評価されました。

Aという人が作家になったとします。
そうしたら、その作品に貢献したのは、A氏だけではなく、大学や古書店街、名画座、さらにはその近くの定食屋など様々なものが貢献しているでしょう。
年金のように遺族に金を70年も上げるというやり方は、感心しません。

作家本人が喜ぶかというと、恐らく、ノーです。
はやりすたりというものがあるからです。

代表格は、中井英夫『虚無への供物』
この小説は、近代の三大推理小説
(他には夢野久作の『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、坂口安吾の『不連続殺人事件』などが入るとも言われています。このあたりは、評論家によって違います。)
の一つに数えられています。
三大かどうかはともかくも、傑作であることはまちがいありませんが、
長らく誰も省みない絶版の時期が続きました。

余談ですが、「推理小説 名作」で検索すると、宮部みゆきなどの現在の作家がズラ〜っと出てくるサイトに当たったりします。
誰でも発言できるというのは考えものですね。

ワンピース(もちろん漫画)を、「子どもに読ませたい名作文学」などとする人もいるくらいです。
やれやれ。暗い気分になります。

『虚無への供物』は、再評価されたからこそ、日の目を見ました。

では、今、再評価の仕事をどういう機関が助けているかというと、
青空文庫
国会図書館デジタルライブラリー
の二つの存在が大きいです。

大ベストセラーになりながらすぐに消えた、島田清次郎を青空文庫で発見した時は、衝撃を受けました。(現在は、復刻があるようです)

明治大正期の本などは、そこえらの公立図書館にはないですからね。

この二つが打撃を受けると、文化は絶対に停滞します。
国会図書館
都立中央図書館
国文学研究資料館
などは、開架していません。
ですから、評判の本を請求しても読んだらがっかりした…ということもあります。

しかも、三つとも東京にあります。

学部のころに行き来した友が、卒業後すぐに青森の実家に戻り、高校の先生になりました。
「教員を止めて、文学やるために上京したい」
という便りがありましたが、ある角度から考えると。もっとも至極です。

ミッキーマウスの利権(ウォルトディズニーは、とっくに墓の中。キャラクターとしてのミッキーになんら貢献していない、楽して大金を得たいという強欲な既得権者がシャンパン飲むための利権)を守るために、日本文化が後退させられるわけです。

もういい加減にしてほしい、日本人の奴隷化です。


著作権保護期間「作者の死後70年」に 青空文庫、元日に「Public Domain Locked」と嘆く
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=5444191
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