私は明日明後日と第九の連チャンです。
明日は京都コンサートホールですので金曜夜京都の連チャンですね。しかしオーケストラが
異なり京都市交響楽団の演奏会。指揮は同楽団の常任首席客演指揮者である下野竜也さん。
下野さんの演奏会へ行くのは3回目。3回ともベートーヴェン目当て。前々回が当ホール
で教授として教鞭をとられている京都市立芸術大学の定期演奏会で交響曲第1番を聴いた。
その時、このホールで5番と9番を振られているというお話しを伺った。残暑に5番は聴く機会が
あったので、では9番は、という気になったのである。
下野さんは選曲に妙ある方である印象がある。今回は前プロにシェーンベルクの「ワルシャワの
生き残り」Op.46。12音技法の創始者と知られる音楽家であるが、私には縁遠い音楽であった。
確かに時代は離れているが実はシェーンベルクはウィーン生まれの音楽家であった。
明後日は第九のコンサートと言うよりはベートーヴェンの交響曲全曲演奏会の最終回。
大阪フィルハーモニー交響楽団のベートーヴェン交響曲全曲演奏会が第九を持って幕切れとなる。
尾高忠明さんのベートーヴェンを1〜8番堪能した。どうせなら第九も聴いてみたい。
今夜は
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
指揮:アントン・ナヌー
ピアノ:ドヴラフカ・トムシック
本曲は3月に生演奏を聴く機会があったがCDがなかった。上司が家を大掃除したら出てきたから
あげる、と仰るので拝受した。溌剌とした初期の作品。
交響曲第9番ニ短調Op.125 「合唱付き」
指揮:尾高 忠明
ソプラノ:澤畑恵美
メゾソプラノ:竹本節子
テノール:福井 敬
バリトン:福島明也
管弦楽:札幌交響楽団
合唱:札響合唱団、札幌アカデミー合唱団、札幌放送合唱団
と言う訳で、このCD。尾高さんのベートーヴェン交響曲全集として買ったのだが偶然、
大フィルツィクルスと指揮者とテノール歌手が同じ。
冒頭E音から始まるのをうっかりしていた。ホルンの弱奏が印象に残るがオーボエが参加
しているとの事。ここは弱奏でなければならない、と考えるが難しい、との事。何故ここは
弱奏でなければならないか。後続の「レラ」が響かなくなる。「レラ」が全楽章に渡って出てくる。
緻密な構成。「レラ」は死を意味する不吉な音。第3楽章は途中からテンポが変わる。
Adagio molto e cantabileで始まり途中からAndante moderato。
それにしても、この楽章の甘美な事。
終楽章のハイライトは歓喜の大合唱であろうが、その手前で前楽章は批判される。
批判されるが否定されてはいない。交響曲には鉄則があり、冒頭の調の同主調で曲を
終えなければならない。ニ短調で始まった交響曲第9番はニ長調で終わる。冒頭の「レラ」は
死んではおらず、#ファの威力で魔力を破壊する。曲の最後の辺りは怒涛のクライマックス。
運動会の徒競走をするような旋律である。
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