■横審が初の「激励」へ 稀勢に「失望大きい、再起期待」
(朝日新聞デジタル - 11月26日 12:56)
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昨日まで行われていた大相撲十一月場所を初日から4連敗した後に途中休場した第72代横綱稀勢の里について、日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会が横審規則に基づき「激励」することを決議した、ですか。成績不振の横綱について、横審規則で出席委員の3分の2以上の決議で「激励」「注意」「引退勧告」などができるのだそうですが、今日の会合に出席していた9委員の全会一致で「激励」を決議されたそうで、異例の決議が成されたとなると、稀勢の里がとってはいよいよ“尻に火がついた”事態に入ったとも言えるでしょうね。
新横綱だった昨年の三月場所で左胸部を負傷し(この場所で優勝)、次の五月場所から8場所連続で休場(うち四場所全休)し、先場所(今年の九月場所)は皆勤したものの10番に終わり、「完全復活を目指した」と言う今場所では初日の貴景勝戦で敗れてからは妙義龍、北勝富士、栃煌山に立て続けに屈して五日目から休場したわけで、これで横綱在位11場所で皆勤したのは僅か2場所と言う“惨状”となりました。
初日の貴景勝との取組で右膝を傷めて全治1カ月の診断を受けたそうですが、四日目の栃煌山戦は一度は軍配をあげてもらった一番であり、物言いの末に行司軍配差し違いで栃煌山の勝ちになるほどの“善戦”だったのが現実で、「右膝の負傷」とやらの影響があったとは思えないような一番との印象でしたね。五日目の対戦相手が立ち合いの当たりの強さの玉鷲だったことで休場したような印象さえあり、膝の負傷が理由ならばもっと早く休場しても不思議ではなかったのではとさえ思えます。
稀勢の里は、次の来年一月場所への出場の意向を明確に示してはいないそうですが、8場所連続休場の要因となった左胸部の怪我は先場所の皆勤で治まったとも考えられ、今場所の4連敗もメンタル面での事情が大きいのではないかと思えます。
北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「ファンの失望は大きい。来場所の再起に期待する」と語ったそうですが、直近場所での優勝一回だけのキャリア、かつ「(二場所連続優勝及び)これに準ずる成績」に「(優勝のない)年間最多勝」を挙げてまで横綱に昇進させたほどなので、そこまでして横綱に昇進させた横審の姿勢が問われる事態になったと言えるでしょう。
来場所皆勤したとして、何番勝てるかなどと考えることはおそらくは難しいのかも知れませんが、第70代横綱日馬富士まで厳密に適用してきた「(大関として)二場所連続優勝」を遵守せずに、半ばこじつけにも思えるようなことを「これに準ずる成績」としたことの“つけ”が回ってきたのではと思いますが……。
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