火山性地震や山の膨張など、噴火の可能性が高い場合に、原子炉内の温度と圧力を下げ、少しでも安全に「近づける」ための停止は歓迎する。同時に多重に冷却し、発熱と放射線量を少しでも下げておけば万一の災害・被害に対しても、電源遮断に対しても安全性は増す。
急いで冷却した場合、冷温停止まで10時間程度はかかるので、先に停止させるほうが安全といえる。
が、あわてて核燃料を移送するのには賛成いたしかねる。
噴火などの火山災害の場合、数日〜数週間のタイミングが考えられるが、主な核分裂生成物であるヨウ素131やセシウム134・137の半減期を考えれば、まだまだ非常に高い放射線量をもつ状態だろう。当然、発熱量も少なくない。
それを原子炉横の「蓋のない核燃料プール」に移動させるだけでも大変である。
福島第一事故で私が一番大きな教訓だと考えていることは「原子炉は停止していても安全だとは言えない」という4号炉(停止どころか核燃料が原子炉内には装填されておらず、横のプールにあったため、建物が壊れれば莫大な量の核燃料が漏洩する危険な状態に陥った)のことである。
電力と水があれば連続的な冷却が可能な、頑丈なステンレス密閉容器で、放射線対策もしっかり施されている「圧力容器」内に核燃料を入れておいたほうが安全とはいえないか?
なぜ、わざわざ大きな危険を冒してまで、密閉容器から取り出さなければならないのか?
そのあたり、本物の原子力・物理学の専門家としっかり協議・検討して、少しでも安全に近づくような制度を作っていただきたい。
もうひとつ、他の方も書いておられるが「再開のための基準」もしっかり制度化してほしい。
怖いから止めます、あとのことは知りません。というほど無責任な話はない(これは今すぐ廃炉にしろ!というご意見にもあてはまる)。
規制のためではなく、日本国民の安全のために、仕事をしてほしい。そういう意味で委員会・庁の名前に「安全」の文字を復活させてほしいと思う。
決して「原子力は安全」なんて意味ではない。国民の安全を徹底的に追求する機関であってほしい。
■巨大噴火兆候なら原発停止検討 規制委「空振り覚悟」で
(朝日新聞デジタル - 08月12日 09:04)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5241518
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