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2018年07月21日21:59

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なんとまあ、あっさり優勝を決めた御嶽海。

■御嶽海が初優勝 長野出身力士で初の賜杯 大相撲
(朝日新聞デジタル - 07月21日 17:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5210262
大相撲七月場所十四日目、一敗で星二つ差を付けている関脇御嶽海が一門のベテラン栃煌山を寄り切りに退け、初優勝。この一番、立ち合い左差しの御嶽海が一旦は栃煌山に上手を許すも右巻き替えから一気に寄り切って勝負あり。連日素早い攻めで相手を一蹴してきた今場所を象徴する一番となりました。関脇力士の優勝、平成生まれ力士の優勝は平成27年の五月場所の照ノ富士以来、大学相撲出身力士としては平成13年九月場所の琴光喜以来17年ぶり、出羽海部屋の力士としては昭和55年一月場所の三重ノ海(後に武蔵川親方、理事長を歴任)以来38年ぶりで、長野県出身力士の優勝は優勝制度制定の明治42年以降初めて、東洋大学出身の力士の優勝も初めてと、実に記録付く目の優勝となりましたね。
勝ち名乗りを受けて土俵下の控えに戻った際に眼を瞑って喜びを噛み締め、花道を下がってNHKの優勝インタビューを受けた際に暫く言葉が出ず、解き放たれたように涙が溢れながら声にならず、やっと絞り出すように「この15日間、すごい緊張したんですけど、周りの声援とか聞いて、優勝しなきゃいけないという感じになって。何とか、勝てました……」とコメントを発しましたが、それまで三役での二桁白星など立ち塞がる壁に苦しんできたこの人らしい優勝インタビューだと感じました。
平成4年、長野県木曽郡上松町の出身。東洋大学を卒業し、平成27年の三月場所で幕下10枚目格付け出し(市原→清瀬海(日本大学→木瀬部屋→北の湖部屋、八百長スキャンダルで引退勧告を受けて引退、現在は日本大学東北高等学校の相撲部監督)、遠藤(日本大学→追手風部屋、今場所前頭六枚目)に次いで三人目)で初土俵、所要21場所目の早さでの賜杯ゲットとなりましたが、昨年の三月場所で小結に昇進以来三役の座をキープしながらあと一歩のところで二桁白星を挙げられなかったり、今年の一月場所のように初日から7連勝しながら後半に入って勝てずに苦しむなど、どこか壁にぶち当たっているような土俵が続いた先場所までの御嶽海でしたが、「厚みが増して一年前とは全く違う身体となった」(今日のテレビ正面解説の尾車親方(元大関琴風)曰く)今場所は、それまでとは全く違った強さと堅実さの御嶽海になっていた感じでしたね。
稽古場ではさっぱりで然して強くもない印象と言われ、 「場所相撲の典型」と親方衆に評され、中には一門の春日野親方(元関脇栃乃和歌)のように「ナルシスト」とめ見られることもある御嶽海ですが、「稽古をガンガンやって3年後に強くなると言われても、その頃には膝がボロボロで関取になれなかったでは意味がない。"今この時の稽古"を自分なりにして、今、結果を出さないと」と言う持論があるとも言われ、それでそれなりの結果を出していましたが、その観点から見ると、今場所の優勝はその「御嶽海式の相撲」の集大成になったようにも見えますね。
三敗を守った豊山と当たる千秋楽の結果如何ではありますが、今場所の賜杯ゲットで来場所が「大関昇進トライアルの場所」となる見込みとの見解を八角理事長(第61代横綱北勝海)は示しましたが、先場所以前が二桁白星に届かず(先場所は9番)、二場所前の三月場所が7勝8敗の負け越しだったことを考えると、来場所は少なくとも11〜12番は勝っておく必要があると思います。
可能性はあると思いますが、同じ大学相撲出身の琴光喜や出島(どちらも後年に大関に昇進)のように、優勝した場所がピークのようになることもあるかもしれませんね。今場所休場した横綱、大関陣が戻って来るはずの来場所ゆえ、来場所にこそ真価が問われると思います。
その他。初日から13連敗だった嘉風が新入幕明生を寄り倒しに仕留めて14日目にして漸く初日。師匠の尾車親方が「身体に異変があるが本人はこれを公にするのを良しとしていない」とコメントしていましたが、弱々しさは残っていたもののやっと自分の相撲が出来た一番となったと感じました。また、昨日まで星二つ差で賜杯レースに残っていた朝乃山が遠藤を押し出し、豊山も大関高安を押し出しで制して三敗となり、優勝の御嶽海も含めて明日の三賞の行方が注目されると思います。
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