職業がら、死産に立ち会うこともあったけどね。
まずは、死産でもお産はお産だから「お疲れ様、よくがんばったね」。
わが子の無事のためにお産の痛みを耐えるのに、
死んでいるとわかっている子、陣痛は耐えがたい痛みだと思う。
でも医療の大原則として「死人のために生きている人に傷をつけない」があるから
おなかの子が死んでいるからって帝王切開で眠らせて出す、わけにはいかないのさ。
だから何日かかっても誘発剤で陣痛つけてお産してもらう。
…むごたらしいと自分も思うよ、でも帝王切開は帝王切開で害もあるし。
そして赤ちゃんはできるだけきれいにしてお渡しする。
お見送りも丁寧にする。
それしかできないしね。
あとで患者さんに聞かれたらこう答える。
「人間はそれぞれ寿命ってもんがあってね、自分じゃわからない」
「おなかのなかで寿命がきちゃうこともあると思う」
「お子さんも、できたら生きて生まれてお母さんに会いたかったんじゃないかな」
「でも、寿命じゃ仕方ないんじゃないかな」
「お母さんなんだからこどもが死んで悲しいのは当たり前」
「あなたのお子さんなんだからちゃんと覚えていてあげていいし、泣いていいんだよ」
「世の中にはこういう経験してない人が多いから変なことも言われると思う」
「でもその人たちも、あなたのためと思って言っているんじゃないかな」
「だからって無理に聞くことないよ、いやならいやって言ったほうがいい」
「みんなわかってくれなくて言いたいことあったら、いつでも来て。聞くことはできるから」
そのくらいで精いっぱいだ。
■亡くなった我が子と旅行に…悲しみをほぐしてくれたある人たちの行動
(AERA dot. - 05月07日 11:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5100052
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