■女人禁制で相撲協会が指針「土俵上がらぬ、受け継がれ」
(朝日新聞デジタル - 04月28日 17:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5091053
日本相撲協会が大相撲の「女人禁制」について新たな指針を示した、ですか。今日の理事会で、八角理事長(第61代横綱北勝海)の談話と言う形式で発表されたと言うこの協会の指針で、過去に議論が起こった際に挙げていた「相撲は神事が起源」、「大相撲の伝統文化を守りたい」、「大相撲の土俵は男が上がる神聖な戦いの場、鍛錬の場」の三つを理由のうち、「相撲は神事が起源」と言う理由を大きく見直し、「土俵は神聖な戦い、鍛錬の場」と言う新たな概念を示したようですね。
記事いわく、「神事という言葉は神道を思い起こさせ、『女性を不浄とみていた神道の昔の考え方が根拠』と語られるが、これは誤解。大相撲の神事は農作物の豊作を願い感謝するといった素朴な庶民信仰で習俗に近い。歴代の理事長や理事が女性差別を一貫して強く否定してきた」と説明したとありますが、これまで「神事」と言ってきたこれまでの“根拠”を事実上取り下げ、民間信仰のようなことを理由とする考え方に軌道修正したことで、そのあたり、ずいぶん説得力が弱まった印象がありますね。
それに代わって、「土俵は神聖な戦い、鍛錬の場」との考えを強く打ち出すことになり、「土俵は男が必死で戦う場であるという約束事は力士たちにとっては当たり前のこと。結果として、土俵は男だけの世界であり、女性が土俵に上がることはないという習わしが受け継がれてきたと思う」とし、さらに「関取の大銀杏と締め込み、部屋制度、土俵は男の戦いの場という約束事も江戸以来の伝統。強さを追求するにはこれらの伝統が欠かせないと、先人から教え込まれた」ともしており、要するに、「古来からの“慣わし”がそうだったので、それを伝承している」との、何とも曖昧な印象を残す理由付けになったと感じます。
かの巡業で市長が急に倒れた一件での「女性の方は出て」アナウンスで批判の矢面に立った協会ですが、この「女人禁制」の指針の見直しで、その根拠の中心が揺らいでしまったような印象を受けました。
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