昨夜は、総合文化センターで行われた「狂言万作の会」に行って来ました。
野村万作さんと野村萬斎さんが中心になって行われる狂言だけの会です。
毎年今頃行われていて、今回で第22回目になります。
僕はここのところ3年連続で観ていますが4回目です。
2010年2月5日に、万作さんの「二人大名」、萬斎さんの「花折」を見ました。
2016年3月26日は、萬斎さんと息子さんの裕基さんとの「昆布売」と
万作さんの「木六駄」を観ました。
2017年2月8日は、万作さんの「萩大名」と萬斎さんの「六人僧」でした。
この他、2014年5月6日に下野市の薪能で、万作さんの「舟渡聟」を見た事があります。
昨夜は、高野和憲さんの解説の後、小舞が行われました。
小舞は、能の仕舞と同じように、略式の演じ方です。
舞い手1人が紋服・袴の姿で、4人程度の地謡だけで舞うことです。
「貝づくし」と「海人」をそれぞれ若手の方が舞う予定でしたが、
「海人」を舞う予定だった役者さんがインフルエンザに罹ったとの事で、
急遽、万作さんが舞ってくれました。
万作さんが小舞を舞うのは、滅多にない事だそうです。
さすがに腰の据わり具合とか所作の迫力など、貫禄がありました。
貴重な舞台を観られて良かったです。
狂言の方は、最初に万作さんの「舟ふな」でした。
主人の供をして西の宮参りに出かけた太郎冠者は、
途中、神崎の渡しで「ふなやーい」と船頭を呼びます。
主人が「ふね」と呼ぶようたしなめると、冠者は古歌を引いて「ふな」だと反論します。
主人も古歌をあげて「ふね」だとやり返したものの、
次々と古歌を引く冠者に対し、主人は一首だけです。
そこで謡曲『三井寺』の一節を思い付き、
「……ふねもこがれいづらん」まで謡いますが、
次が「ふな……」となるので詰まってしまうとの内容です。
太郎冠者がシテのようですが、万作さんが主人を演じていました。
主人の方が、同じ歌を何度も歌うので、難しいのかも知れません。
とても面白かったです。
次が萬斎さんの「悪太郎」でした。
乱暴者の悪太郎は、酒を飲むことを非難する伯父を脅してやろうと、
長刀を携えて出かけますが、そこでも散々酒を飲み、良い機嫌になり、
帰る道すがら寝込んでしまいます。
あとをつけた伯父は、道端に寝ている悪太郎の髭を剃り僧形にし、
「今後は南無阿弥陀仏と名付ける」と言い渡して去ります。
目を覚ました悪太郎は、伯父の言葉を仏のお告げと信じこみ、
仏道修行することを決心します。
そこへ出家が「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら通りかかり、
悪太郎は自分の名を呼ばれたと勘違いするとの話です。
最初、顔半分髭で覆われた姿で萬斎さんが登場しますが、
髭を剃られて、ようやく萬斎さんのお顔を見る事が出来ました。
萬斎さんが酔って舞台の間際まで来る場面など演技に引き込まれてしまいました。
狂言が終わって会場を出たところで雨が降り出していました。
夕食を食べて帰って来たので遅くなってしまいました。
その頃から雪になりました。
今朝起きた時には、やはり5cm位積もっていました。
ゴミ出しをしながら雪かきをしましたが、
今回は隣の家の息子さんがやっておいてくれたので、だいぶ楽でした。
彼は余り近所の付き合いをする人ではなかったのですが、
やはり雪かきではやらざるを得ないのでしょう。
僕も若い頃は、余りやらなかったなぁと思い出していました。
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