■鶴竜敗れ、栃ノ心並ぶ=大相撲初場所11日目
(時事通信社 - 01月24日 18:30)
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大相撲一月場所十一日目、昨日まで十連勝でただ一人全勝を守って賜杯レースをリードしていた横綱鶴竜が関脇玉鷲に押し出されて不覚を取り一敗に後退、一敗につけていた栃ノ心が物言いのついた一番で宝富士を突き落としに退け、鶴竜、栃ノ心が一敗に並ぶ展開となりました。
鶴竜が今日対戦するのは、すでにこれまで三勝七敗と後がない関脇の玉鷲。しかし、四場所連続の休場以前の直近二場所はいずれも玉鷲が押し出しで制しており、横綱としては最も警戒すべき相手の一人と言えますね。今日は立ち合いから頭と頭の突きの応酬で横綱の当たり負けと言う訳ではなかったのですが、横綱が不用意に引いてしまったところを玉鷲が一押し、あっさり土俵を割って勝負あり。玉鷲の押し出しで鶴竜は痛恨の一敗を喫しました。テレビでは「休場前直近二場所では玉鷲が押し出しで制している」旨をビデオで紹介し、ラジオの解説担当の舞の海は「なんか嫌な予感がしますね」と頻りにコメントしていましたが、休場していたことで忘れていたかとも思われた「玉鷲に二連敗」と言う事実を身体が覚えていたのかとも思えるように、不用意に出た引きで墓穴を掘った恰好となった一番でした。鶴竜は取組後に「我慢できずに引いてしまった」とコメントしたようですが、休場しても残っていた苦手意識に支配された一番となりましたね。
一方の一敗栃ノ心は、今日は勝ち越しがかかる宝富士が相手。立ち合いから右かちあげから右差しを狙うも宝富士に阻まれ左差しの展開となり、栃ノ心が土俵際で宝富士を突き落として軍配が上がったものの、体位が飛んで物言いがつき、宝富士が先に土俵に左手が着いたことで軍配通り栃ノ心の勝ちとなって一敗キープ。明日の鶴竜は遠藤と対戦、栃ノ心は今日の主役関脇玉鷲が対戦相手です。
その他。新入幕の竜電は二敗の大栄翔を寄り切りに仕留めて勝ち越しまであと一番、もう一人の新入幕阿炎は栃煌山を突き出しで制してこちらも七勝目を挙げました。大関では高安が隠岐の海を突き出しで一蹴した一方、豪栄道は荒鷲の小手投げに屈して六勝五敗といくらか厳しくなりました。また、昨日から出場の安美錦が大奄美の寄り切りに屈し、今日から再出場の照ノ富士が石浦の送り出しに敗れ、照ノ富士はいまだに白星の出ない場所が続いているようですね。
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