田園都市線の新型2020系公開
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東急田園都市線の“待望の新型車両”2020系が漸く“ベールを脱いだ”、ですか。朝夕のラッシュ時の半端ない混雑ぶりのイメージがすっかり定着した路線ですが、懸案でありながら“諸般の事情”で中断されていた老朽化した8500系車両などの置き換え計画が8年ぶりに再開され、やっと“古さ”のイメージからの脱却が本格的にはかられることになりますね。
昭和52年に渋谷から三軒茶屋経由で二子玉川に向かう(旧)新玉川線が開業、さらに昭和54年に現在のルートでの営業運転が開始され、その当時から使用されていた在来の8500系車両などの老朽化が進んだことから平成14年にその置き換えとして5000系車両の投入が開始、10両編成10本を導入した平成18年度末時点で、翌平成19年度以降の3年間に250両を順次導入する予定があったとされますが、平成20年に起こった「リーマン・ショック」などの影響による経済面の事情に加えて東横線の副都心線直通対応の車両の投入と代替を優先することとなり、平成21年度末の時点で190両(うち10両は後年東横線に転出)を導入して以降、長く中断されることとなりました。
このプロセスの過程では、激しい混雑ぶりに対応するため渋谷・地下鉄半蔵門線方から5・8両目(後に4両目を追加)の車両を6ドアに切り替えるために新車が導入されて捻出された4ドア車を新規投入の編成にまわすと言った編成替えが続きましたが、近年東急各線(世田谷線を除く)のすべての駅に「ホームドア」を導入する計画のために再度4ドアの車両を代替新製すると言った動きもあり、厳密にはこの2年強ほど新車の投入自体は行われています。
しかし、置き換え対象とされていた8500系、8590系、2000系電車は今なお29本が残存しており、乗り入れてくる東京メトロや東武の車両に比べて“見劣り”は否めないのが実情。やっとこの平成29年度になり懸案の新車両である2020系の投入開始と相成った次第で、その第一陣の10両がプレス公開となりました。車両のデザインを丹青社が担当し、JR東日本のE235系同様に「大容量情報管理装置」であるINTEROSを搭載するなど新しい機能もあるようですが、やっと登場する新しい車両の投入で、路線のイメージも相応に上がるのではと思いますね。
とは言え、田園都市線は先月、今月と旧新玉川線の地下区間で相次いで電力系統のトラブルで不通になる事態が続いており、度重なる運行障害で東急も国土交通省から行政指導を受けたようですが、19日朝にも三軒茶屋駅で停電が発生したばかりだった。開業から40年を経過した旧新玉川線の地下区間では昨年度から13件のトラブルが続いているようで、高級感と安全性という東急田園都市線が築いてきたブランドイメージに“あぐらをかいていた”」と言う反省の弁もあるとか。こうした汚名返上と信頼回復の“切り札”的な存在になれば良いのですが、電力など諸設備の徹底的な整備と更新をしっかり行うことこそ、最大の“喫緊の課題”ではないかと思いますね。2020系の投入はその一環ともなるはずですが……。
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