白鵬、聴取に「見たまま話す」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4877273
昨日閉幕した大相撲十一月場所では横綱白鵬が14勝1敗の成績で通算40回目の優勝を飾りましたが、その表彰式で行われた優勝力士インタビューで、「この土俵の横で誓います。場所後に真実を話し、膿を出し切って、日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいと思います」と発言、さらに、最後には満員の観客と共に万歳三唱をしたことが議論の的になりましたね。三日目に発覚した横綱日馬富士の暴行スキャンダルに半ば振り回されたようなこの15日間をめぐり、十両取組中恒例の理事長挨拶での八角理事長同様に「力士会会長として」観客やテレビ桟敷の視聴者、ラジオリスナーに対して謝罪の挨拶をしましたが、その中での「日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたい」発言はじめ一連のインタビュー、さらには十一日目の「物言い」騒動を見て、白鵬はついに本格的に「不思議ちゃん」の域に入ったのかと思いました。
インタビューでは暴行事件の当事者だった日馬富士と貴ノ岩について「再びこの土俵に上げてあげたい」と語りましたが、まだ鳥取県警の捜査も半ば、各当事者の処分を決するに至っていない状況の中ではあまりにも踏み込み過ぎ、かつ“勇み足”であり、膿を出し切ることで「日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげ」ることにどう繋がるのかはっきりせず、唐突感が否めない印象は拭えないでしょう。本国モンゴルでの報道の内容が日馬富士に同情的なのかもしれませんが、日馬富士は暴行の事実を認めており、相応の処分は避けられないことには変わりないと思います。
件の酒席の場にはモンゴル力士ばかりではなく、モンゴルから相撲留学に来ている学生を多く受け入れている鳥取城北高校の関係者も参加していたものだったようで、その卒業生に貴ノ岩、さらに宴席に出席していた照ノ富士がおり、出席と報じられていない逸ノ城など、この高校の卒業生はそれなりの勢力を作っています。この酒席の場には報じられているようにモンゴルの三横綱の出席に加え、石浦と言う日本人力士(十両)も同席していたことが報じられていますが、鳥取城北高校の卒業生であり父親はその相撲部の監督と言う関係にあります。日本人力士が石浦のみかどうかはわかりませんが、日本人関係者も相応に参加していたようで、す。
その白鵬が「不思議ちゃん」と化した経緯について、
http://ironna.jp/article/8260
は、白鵬が極めたいと望んでいた相撲道を乞う相手である「自分が尊敬し、師と仰げる存在」がおらず、白鵬がしばしば口にする第35代横綱双葉山を目標とし、「先の先」「後の先」といった相撲の極意とも言われる境地を目指すと言うその目標を共有できる同志が相撲界にいないことへの失望感、孤独感が拍車をかけたのではと推察し、加えて、師匠である宮城野親方(元前頭13枚目竹葉山)とも「冷たい関係」になり、宮城野部屋の内部に“分裂状態”が存在すると指摘します。事実、部屋には「白鵬の内弟子」として件の石浦や山口、さらには今年の三月場所に初土俵を踏んだ炎鵬と言う幕下力士などがおり、「すでに自分自身が親方のような存在になって、白鵬に提言できる存在もいなければ、耳を傾ける意志を持つ先輩や師匠的な人物さえいないのかもしれ」ず、いつしか「俺は横綱白鵬だ」と振る舞い続けるようになったとしていますね。
過去にも「不思議ちゃん」発言はあり、かの「物言い」騒ぎ以前にも全勝優勝した平成27年の一月場所後の「あれは子供でもわかる」発言が物議を醸し出したことは記憶に新しいですね。
横綱昇進からの10年余、白鵬が大相撲にもたらした功績は絶大であり、第68代横綱朝青龍が去った後の「一人横綱」の時期、さらにはテレビ中継の自粛や本場所のキャンセルに発展した賭博、八百長の二大スキャンダルの時期に力士の先頭に立って大相撲の信頼回復に奔走した業績は、この人の存在あってこそでしょう。しかし、その中で、「俺は横綱白鵬だ」とその“威厳”を笠に着たような発言が目立つようになり、「不思議ちゃん」と化して行った。そんなように感じます。
日馬富士スキャンダルに関して、白鵬は一両日中に鳥取県警の捜査を受ける見通しと言われますが、それこそ“膿を出し切る”覚悟で何を供述するのか、それが注目されるでしょう。
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