日本国の考え方はこの記者会見にある>
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000533.html
マスコミが喧伝するように「日本はアメリカの核の傘が大切だから禁止条約に反対」したわけではない。そんなことを日本政府が言ったなんてことを私はまったく知らない。
禁止条約の内容はこちら>
http://www.undocs.org/en/a/conf.229/2017/L.3/Rev.1/
(翻訳サイトを使えば十分読める)
核兵器禁止条約を見ていると「持っていない国が、自分のところに核爆弾を落とされたくない」と後ろ向きに集まっているかのようにすら、見える。核兵器が自分のところに落ちてこなければそれでいいのか?
日本の、広島や長崎の被爆者は「げんばく」を「ゆるすまじ」とうたった。中学生のときに広島の原爆資料館を見て、教えられた歌だ。そこにアメリカに対する憎悪や悪感情はない。ただひたすら、げんばくを、にどと、使ってはならない、という大きく強いメッセージだと思う。
本当に「げんばく」を、核兵器を許さないのであれば、爆発させて多数のひとを殺戮する目的だけではなく、脅すために保有することも許せないのではないのか?
なにを、最終的な目標にすえて、どんな行動をとるのか。
日本政府の考え方は「世界中から、核兵器をすべてなくす、廃絶する」という目標に向かっている。そのためにはすべての国が、どんなものであれ、一切、核兵器を持たないという状態にもっていかねばならない。
中国やアメリカやフランスが核兵器禁止条約を喜んで受け入れているだろうか。インドやロシアはどうだろう。イスラエルやパキスタンは?
保有国の立場は「われわれが核兵器をもっているから世界の平和と安全保障が成り立っている」というひとりよがりの主張ではないのか?それを認めてしまっていいのか?
日本政府は「アプローチが違う」といっているが、それは婉曲表現でしかない。
核兵器廃絶は「戦略(最終的に達成すべき目標)」、日本の決議案は「戦術(目標を達成するための正しい手段」だと私は思っている。
が、核兵器禁止条約は「保有国が参加していない」現時点では目標を達成できないことはあきらかであり、それでは意味がない。
少しは目標に近づくかもしれないから、それなりに評価するが、よいアプローチには思えない。
とはいえ「禁止条約なんぞ役に立つわけないだろーが!」と言うわけにはいかないのが日本の立場だ。せめて日本人は自分で決議案や条約文を読んで、考えて、自分の意見をもってほしい。ましてや「ノーベル賞とった条約なんだからいい内容に決まってる」と思い込んではいけないと思う。
日本政府は、何度でも、日本の立場を説明し、被爆者たちの本当の願いを、実現するための努力を惜しまないでほしい。
※:今回、北朝鮮については敢えてふれていない。
■河野外相「核廃絶決議案、私の代で否決されるわけにも」
(朝日新聞デジタル - 10月26日 23:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4831969
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