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2017年05月07日16:46

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隣の女(La Femme d'à côté)

脚本を、スクリプター・助監督としてずっとトリュフォー作品を支えてきたシュザンヌ・シフマンがジャン・オーレルと共同で手がけた、狂おしい愛の物語。偶然隣り合わせで住むことになった、今はそれぞれの家庭があるかつての恋人どうしが、再び恋の炎を燃やし、近所のテニス・コートでプレイをするのを口実に密会を重ねるが、男は次第に臆病になり、逆に女は臨界点を超えてゆく……。(tsutaya ウェブサイトより)







 超古い映画をすみません。しかし、すごかった。怖かった。今はロシアへ行ってしまったジェラール・ドパルデューと、「ペダル・ドゥース」などのファニー・アルダン。どちらも大好きな俳優さんです。1981年の映画ですから、お二人とも随分お若いです。

あらすじを書いてしまうと、どぅってことないんです。要は、若い頃深く愛し合っていた二人が、行き違いを経て別れてしまう。しかし、お互いに家庭を持った後で再会してしまった・・・そんな話です。

もちろん、一度は真剣に愛し合った二人ですから、ダメだダメだと言いながら、再び燃え上がってしまうわけです。でも、その辺の展開がありきたりではありません。さすがフランス、愛に生きる国。主人公たちだけではなく、周りにいる人も皆、ある意味愛に殉じているのです。「一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない」と。

若い頃、ルイ・マル監督の「ダメージ」を見て度肝を抜かれたのを思い出しました。もうその頃おじいちゃんだったルイ・マルなのに、なんて映画を作れるんだ!と真剣に驚いたのを覚えています。今作の監督は、フランソワ・トリュフォー。私は「突然炎のごとく」を見たかな。これもたいがい日本人には理解しがたい作品だったけど、この「隣の女」も・・・ラストまで見てショックを受けました。さすがですねぇ、すごいですねぇ。でも、少しあのエキセントリックさに憧れもあって。またそういう情熱的な女性って、魅力的なんですよね。自分にはない才能に、深い憧れを禁じ得ません。日本とは根本的に愛情の表現と深さが違うような気がします。

すさまじい愛憎を見たい人は、どうぞ。


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